menu list買取商品 - ニッカ シングルカスク 仙台宮城峡 1996
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ニッカ シングルカスク 仙台宮城峡 1996の高価買取致します
ニッカ シングルカスク 仙台宮城峡 1996のご紹介
買取参考価格 | 100000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 宮城峡蒸留所 |
地方 | 宮城県 |
地区 | 仙台市青葉区 |
分類 | シングルカスクモルト |
タイプ | 700ml/62度 |
「NIKKA(ニッカ) シングルカスク 仙台宮城峡 1996」は、赤味ある深い琥珀色で甘く濃厚なカスク由来の香りが特徴的です。
カシスやレーズンを思わせる深みある芳香とふくらみのあるフルーティさを感じながらも、僅かにスパイシーなビターが濃密で深みがあり、上品でエレガントな逸品に仕上がっています。
レーズンの甘さやアンズの様な甘酸っぱい味わいの中にも麦芽の香ばしさが潜んでおり、ややビターでコーヒーのような苦味のあるコクが複雑な余韻として長く続きます。
ニッカ シングルカスク 仙台宮城峡 1996の歴史
竹鶴政孝がこだわったもう一つの蒸溜所
■スコットランドで学んだジャニーズウイスキーの父
日本のウイスキーは、世界で生産される良質なウイスキーの5大産地の中の一つに入っていることは、ハイボールブームでウイスキーが身近なお酒になった今では、誰もがよく知っています。
日本のお酒といえば、稲作によって米が豊富にあったことから米を原料にした日本酒が国を代表する酒といえます。
日本酒造りは長い歴史を持っているにも関わらず、ウイスキーという洋酒においても優れた品質を世界から認められているのには、ある人物がいたからに他なりません。
それが、ジャパニーズウイスキーの父と呼ばれる、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝です。
竹鶴政孝は、高校で酒造りの勉強を行う醸造科を卒業し、酒造りの道を歩み始めます。
本家が酒蔵だったので、分家でありながら、政孝も当然日本酒造りをすると思いきや、洋酒にたいへん興味を持ちます。
その中でも特に関心が高かったのが、本場スコットランドのウイスキー、通称スコッチでした。
政孝は、勤務先の社長と専務からの社命によってウイスキーづくりを学んでくるようにいわれてスコットランドへ向かいますが、政孝自身が本場のスコッチウイスキーづくりを学びたいという情熱に燃えていたのです。
■妻・リタとともに日本でのウイスキーづくり
スコットランドで運命の女性・リタと出会い、ともに日本に戻ってきた政孝は、本格的なウイスキーづくりのために、まずサントリー創業者である鳥井信治郎の元で働き始めます。
しかしながら、思うようなウイスキーづくりができなかったことから、契約終了をもって鳥井信治郎の元を去るのです。
その後、竹鶴政孝は日本国内にスコットランドに似た場所はないかと探し求めた結果、ついに見つけたのが余市でした。
ここにニッカウヰスキー誕生となる余市蒸溜所を造り、ニッカウヰスキーは本場スコットランドの味を持つ国産ウイスキーづくりへの道を歩み始めます。
■もう一つの蒸溜所
ニッカウヰスキーの事業には紆余曲折がありましたが、政孝は常にウイスキーづくりにおいて常に先を見ていました。
その表れが、宮城峡にも蒸溜所を建設したことからわかります。
2つの蒸溜所では気候や場所といった環境が大きく異なるため、まったく味の異なるウイスキーができるのです。
ニッカウヰスキーにとっても政孝にとっても、余市蒸溜所は特別な想いがありますが、宮城峡蒸溜所もまた、スコットランドに似た風土を持つ地域なのです。
余市はハイランド、宮城はローランドと例えられることからもわかるように、2つの蒸溜所の標高が異なることが、余市のウイスキーは男性的な味わいに、宮城峡のウイスキーは女性的な味わいに仕上がると例えられています。
どちらにしても、スコットランドで学んできたウイスキーづくりができる蒸溜所として、政孝自らが中心となって余市に次ぐ蒸溜所の場所探しを行ったといいますから、余市のときと同様、並々ならぬ熱心さと情熱を持ち合わせて宮城峡蒸溜所を造ったのは紛れもない事実です。
■仙台宮城峡生まれのウイスキー
女性的と評される仙台宮城峡で生まれるウイスキーの中でも、NIKKA(ニッカ) シングルカスク仙台宮城峡1996は、政孝が満を持して建設した2つ目の大切な蒸溜所で生まれたウイスキーです。
女性的といわれるだけあって、余市で造られるウイスキーよりも、赤味のある深い琥珀色なのが特徴です。
さらに、カスク由来の香りも甘く濃厚で、余市とはまったく異なる味わいを持っていることを実感させてくれます。
甘さと濃厚さはカシスやレーズンを感じさせる芳香がフルーティーさをいっそう膨らませているところで、その中にわずかなスパイシーさとビターさがあり、これが濃密な深みを感じさせます。
香りと味わいの両方に甘さと濃厚さが感じられる宮城峡蒸溜所生まれのニッカウヰスキーは、余市で生まれるウイスキーと比べ、もしかすると政孝がリタとの憩いのひとときに飲んでいたのはこちらなのではと思わせる、そんな味に仕上がっているのが特徴です。
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