menu list買取商品 - ニッカ シングルカフェグレーン 12年 ウッディ&メロウ
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ニッカ シングルカフェグレーン 12年 ウッディ&メロウの高価買取致します
ニッカ シングルカフェグレーン 12年 ウッディ&メロウのご紹介
買取参考価格 | 12000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | グレーンウイスキー |
タイプ | 500ml/55度 |
「シングルカフェグレーン 12年 ウッディ&メロウ」は2012年フランスを中心にヨーロッパで先行販売を行い、2013年6月頃から日本でも販売が開始されたグレーンウイスキーです。
甘いバニラの香りにグレーンの特徴である軽やかな口当たりが特徴的な味わいに仕上がっています。
ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所にて受け継がれる伝統的な製法で造られたグレーンウィスキーの蒸留原酒は、原料由来の香りや味がしっかりと残っており、存分にお楽しみいただけます。
販売当初は宮城峡蒸留所でのみ限定販売でしたが、後に余市蒸留所でも販売が開始されています。
※180mlは買取価格が異なります。
ニッカ シングルカフェグレーン 12年 ウッディ&メロウの歴史
原料のやさしさを感じる1杯
■ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所が見た夢の形
宮城県の緑豊かな渓谷、宮城峡にニッカウヰスキーの蒸留所があります。
ここには2つの清流が合流していますが、それはまるでニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏と、その息子の威氏を象徴するような風景とも言えます。
すでに北海道余市の地で日本ウィスキーの一つの形を成し遂げた竹鶴氏が、当時蒸留所の工場長であった息子の威氏と共に新たな未来を見出したのが宮城でした。
それは余市蒸留所が始まって30年ほど経った頃のこと、竹鶴氏は新しい蒸留所の建設を志し、夢を実現できる土地を探し始めます。
その目的は、異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドするためです。
竹鶴氏の新たな夢は、第二の自社蒸留所を持つことで、理想のブレンドウィスキーを実現するというものでした。
当時、日本初のモルトとグレーンのブレンドウィスキー、ハイニッカがブームを巻き起こしていたことも気運を高めた要因です。
竹鶴氏がスコットランドから持ち帰った技術で作り上げた日本のウィスキーは、その30年ですでに文化としてしっかり根付いたという証拠です。
威氏をはじめ年若いスタッフたちが、日本の候補地の中からコツコツと調査を進め、やっと見出したのが宮城狭でした。
■宮城狭と余市の相性が蒸留所建設を決定した
数ある候補の中から蒸留所を建設する地として宮城狭を選び出したのは、竹鶴氏であって竹鶴氏ではなかったとも言えます。
宮城狭は仙台から西へ25キロほど離れた山形県との県境付近にありますが、そこには広瀬川と新川という2対の清流の恵みがありました。
竹鶴氏は初めてその地に赴いた折、持参したブラックニッカを取り出し、清流で割って飲み味わいを確認したと言います。
氏がその場で建設を即決したのは、清流とブラックニッカの相性、蒸留所としての宮城狭と余市の相性の良さを確信したからに他なりません。
豊かで美しい清流こそが、難しい選択を間違いのないものに導いたと言えるでしょう。
異なる蒸留方式で異なる味わいを創り出す
竹鶴氏の信念は、異なる原酒のマリアッジュがウィスキーの世界を広げるというものです。
そのため、第二の蒸留所には余市とまったく違った蒸留方式が導入されました。
目指したのは留学したスコットランドのローランドウィスキーのテイストを持つ、軽快なモルト原酒です。
そもそも宮城狭が候補に挙がったのも、ローランドと似通った気候風土があったからでした。
竹鶴氏が導入したのは蒸気間接蒸留方式と呼ばれる方式で、余市とはまったく違うポットスチルが導入されました。
両方の蒸留所を見学に訪れたことのある方ならご存知でしょうが、宮城狭蒸留所には胴体が膨らみを持つバルジ型のポットスチルが設置されています。
開設時、バルジ型での蒸留経験を持つスタッフはいなかったそうですが、ここでも竹鶴氏のスコットランド留学時代の知識が生きました。
何度も試行錯誤を重ねた結果、ようやく華やかなローランドタイプの原酒が実現し、この計画は成功を収めたのです。
■樽由来の甘さが魅力のシングルカフェグレーン 12年
実はこの宮城狭蒸留所で作られたNIKKAシングルカフェグレーンは、2012年に欧州でフランスを中心に先行販売を行ったものです。
伝統的なカフェ式連続式蒸留機がもたらす樽本来の甘い香り、なめらかな口当たりは、すでに世界でも稀となった本来の深いグレーンウィスキーの味わいを持ちます。
日本では、翌年2013年の6月頃から販売が開始されていますが、原料由来の味がしっかりと感じられ、バニラが香る軽快で華やかな印象は多くのファンを虜にしました。
当初、ブレンデッドウィスキーのベースをつくるべく宮城狭蒸留所の建設を決めたわけですが、仕上がったウィスキーはブレンドしてしまうにはもったいない程の魅力に溢れていました。
カフェ式が発明されたのは1830年頃、今は効率が悪く、雑味が残りやすいとして世界にもほとんど残っていない蒸留法です。
でも、香り成分まで除去してしまいがちな現代の方式ではなく、本来のやさしい風合いをしっかりと残すこの方式は、ウィスキーの個性を際立たせてくれます。
竹鶴氏が導入を決めた当時ですらすでに「旧式」と呼ばれたこの蒸留機を、氏がこだわり守り抜いたからこそ、今こうして深く味わうことが出来るのです。
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