menu list買取商品 - ニッカ シングルカスク カフェグレーン 1990
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ニッカ シングルカスク カフェグレーン 1990の高価買取致します
ニッカ シングルカスク カフェグレーン 1990のご紹介
買取参考価格 | 39000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | グレーンウイスキー |
タイプ | 700ml/61.9度 |
1990年にカフェ式連続蒸留機で蒸留し、12年間熟成を行ったグレーンウィスキーです。
通常、トウモロコシを主原料にグレーンウィスキーが製造され、モルト(大麦麦芽)を原料としたモルトウィスキーとブレンドされるのですが、この商品は、ニッカウヰスキー(株)栃木工場に貯蔵されていたグレーンウィスキーを厳選し、樽出しそのままでボトリングされたものです。
「樽出しそのまま」とは、カスクストレングスという言葉の意味です。
通常のウィスキーは、水を加えることでアルコール度数を調整しますが、樽出しのまま(=水を加えない)なので、50度や60度クラスのウィスキーになります。
ニッカ シングルカスク カフェグレーン 1990の歴史
ウイスキー業界に変革をもたらした蒸留機
■葡萄酒からウイスキーへ
スコットランドからアメリカへウイスキーが伝わった頃、日本にもウイスキーというお酒が登場しますが、そのお酒は粗悪な模造品であり、本物のウイスキーとはまるで別物でした。
当時、日本では洋酒といえば葡萄酒だったのですが、アルコール殺菌が不十分で葡萄酒の瓶が割れるという不具合が続出しました。
洋酒を扱う大手酒造会社だった摂津酒造は特にこの問題に悩まされていましたが、次々に割れていく葡萄酒の中、一人の技術者が造った葡萄酒の瓶だけが割れなかったのです。
その技術者こそ、のちのニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝でした。
摂津酒造の社長・阿部喜兵衛は、これからの洋酒はウイスキーだと考えており、竹鶴政孝の技術力を買ってウイスキーの本場であるスコットランドへ行って学んでくるようにと命じます。
現在のように簡単に飛行機で行けるような時代ではありませんから、この社長命令は現代人にとっては想像もできないほど重いものだったでしょう。
けれど、竹鶴政孝自身が洋酒に興味を持っており、本物のウイスキーを造りたいと考えていただけに、単身、スコットランドへ乗り込んでいったのです。
もし、摂津酒造の社長に先見の明がなかったら、そして摂津酒造に竹鶴政孝がいなければ、国産ウイスキーが誕生するのはまだまだ後になったと言えます。
■竹鶴政孝が持ち帰った知識
はるばる日本からやってきたものの、グラスゴー大学では座学ばかりでウイスキー造りの実践ができないことに落胆と焦りを感じた政孝は、スコットランド中の蒸留所にあてて、実習をさせてほしいと手当たり次第に手紙を出します。
それに応えてくれたところは2か所ありましたが、どこも異国からやってきた青年に技術を教えようとはしてくれませんでした。
そこで政孝は、職人でさえも嫌がるポットスチルと呼ばれる単式蒸留機の掃除を買って出ます。
蒸留機の中の掃除は暑く、体力が必要なことから誰もが嫌がる仕事を遅くまで毎日黙々とこなし、さらに内部の様子を見ては熱心にメモを取っています。
この政孝の姿勢を見てその熱意に心を打たれたのが、一人の年老いた職工でした。
彼は誰もが決して教えようとしなかった政孝に、蒸留機の操作方法を手ほどきしてくれたのです。
この時のことを政孝は2冊のノートに克明に記しており、竹鶴ノートとして歴史的価値のある資料として保管されています。
■蒸留機の変革
単式蒸留機は、政孝がこだわったモルトウイスキー造りに適した蒸留機ですが、トウモロコシなどの安い穀物、いわゆるグレーンを使ったて造る、モルトウイスキーよりも品質の劣るウイスキーを造るのに適した蒸留機が登場します。
1826年、スコットランドにおいてロバート・スタインが発明した連続蒸留機で、パテントスチル、あるいはカフェスチルと呼ばれるものです。
連続蒸留機の特徴は、連続して発酵液を流し入れることができるところです。
原価の安いトウモロコシを使うにあたっては、手間のかかる単式蒸留機より適しているのは明らかで、高いアルコール度数のスピリッツの大量生産が可能になれば、それだけたくさんのウイスキーができあがります。
この連続蒸留機が、ウイスキー造りにおいて大きな変革をもたらすことになりました。
■グレーンウイスキーでも妥協はなし
政孝がこだわったのは、本場スコッチウイスキーのモルトを使ったウイスキーだったことから、のちに余市の蒸留所に作った時に政孝が作った単式蒸留機は、まさにスコットランドの地で政孝が体を張って中に飛び込み、その内部構造を調べた蒸留機そのものでした。
とはいえ、ニッカウヰスキーでものちにこの連続蒸留機を採り入れ、グレーンウイスキーを造るようになります。
政孝らしいのはモルトであってもグレーンであっても、そのウイスキー造りに一切の妥協がなく、上質のものだけを追い求めたところでしょう。
安い原料を使って大量に造り、儲けるということは、政孝のウイスキー造りにおける信念の中には、ひとかけらもなかったに違いありません。
■ニッカウヰスキーだからこその上質なグレーンウイスキー
NIKKA(ニッカ) シングルカスク カフェグレーン 1990は、1990年にカフェ式と呼ばれる連続蒸留機で蒸留し、およそ12年にわたって樽熟成を行って造り上げたのが特徴です。
一般的にはモルト原酒とブレンドされるのがグレーンウイスキーなのですが、こちらはニッカウヰスキー(株)栃木工場に貯蔵されていたグレーンウイスキーだけを厳選し、カスクストレングスでボトリングされています。
蔵出しそのままともいわれ、通常水を加えてアルコール度数を調整するところ、それを行わずにそのままボトリングしているため、50度から60度といったアルコール度数の高いウイスキーなのが特徴です。
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