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伊達政宗のファンにもウケそうなNIKKA（ニッカ） 伊達 宮城県限定 黒ラベル

■宮城県での地域限定販売
ニッカウヰスキーから宮城県限定で伊達という名称のウイスキーが販売されているのをご存知でしょうか。
1つの都道府県でしか買えないとても希少で、ウイスキーファンとしては宮城県民が羨ましくなるウイスキーです。
なぜ、ニッカウヰスキーが宮城県限定で、宮城県の歴史的な英雄である伊達政宗の名称を冠したウイスキーを販売しているのでしょうか。
それはニッカウヰスキーの蒸留所が宮城県仙台の市街地から車で30分ほどのところにある、宮城峡にあるからです。

■宮城県での数量限定品
中でも「NIKKA（ニッカ） 伊達 宮城県限定 黒ラベル」は、2008年に宮城県で数量限定にて販売されていたウイスキーで、現在販売されているNIKKA（ニッカ） 伊達 とはラベルに違いが見られます。
黒いラベルに三日月が描かれ、伊達政宗の兜のようだと伊達政宗ファンが多い宮城県民の間で話題になりました。
気になるテイストですが、はじめは硫黄のような香りが強く感じられますが、次第にレーズンのような甘い香りや甘酸っぱい香りが広がっていきます。
口当たりは柔らかくて、甘味にほのかに酸味が感じられ、少しずつほろ苦さも広がっていくのが特徴です。
余韻は煙のようにじんわりとしたピート香を楽しみながら、クリーミーな心地よさが楽しめるでしょう。

■オリジナルのカフェモルトウイスキー
NIKKA（ニッカ） 伊達 宮城県限定 黒ラベルはニッカウヰスキーの最初の蒸留所である自慢の余市モルトとも、同じ宮城峡蒸留所で蒸気間接蒸溜から造られる宮城峡モルトとも全く異なる個性を持つカフェモルトです。
宮城峡蒸留所では原料由来の香味が残る旧式のカフェ式連続式蒸溜機を用いています。
そのため、モルトの香ばしさと上品な甘さが感じられ、柔らかなコクと円やかで伸びのある味わいにすっきりとした口当たりのカフェモルトが誕生します。
余市モルト、宮城峡モルト、そして宮城峡のカフェモルトと3つの個性の異なるモルト原酒をブレンドに活用することで、ウイスキーの美味しさがどこまでも広がっていく可能性を秘めているのです。

■竹鶴政孝の想いを受け継ぐブレンデットウイスキー
ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝は、日本で世界に誇れる本物のウイスキーを造りたいと余市に第一号の蒸留所を1934年に開設しました。
その後、約30年の時を経て二番目の蒸留所を宮城県の宮城峡に造ります。
そこには美味しいウイスキーは個性的な原酒をブレンドすることで生まれるといった想いがありました。
余市モルトが生み出される余市蒸留所とは異なる環境と異なる蒸留方式から生み出される宮城峡モルトとカフェモルトとカフェグレーンの幾重にも及ぶハーモニーから、新しく美味しいウイスキーが生み出されるのです。
とうもろこしを主原料とするカフェグレーンのグレーンウイスキーは、ブレンドのベースとして用いることから、控えめなウイスキーとなっていますが、個性を失ってはならないというのが、竹鶴政孝の時代から受け継がれているニッカのポリシーです。
そして、NIKKA（ニッカ） 伊達 宮城県限定 黒ラベルにおいては、個性豊かなカフェグレーンモルトを包んでブレンデッドという花束を創り上げる重要なカギを握っています。
カフェグレーンにはモルト原酒どうしの個性を調和させる役割を果たしながらも、自らが柔らかくて円やかな余韻を残せるように造られているのです。
ニッカウヰスキーのブレンダーによれば、モルト原酒がバラやカーネーションであれば、カフェグレーンはメインの花をサイドから包み込こむカスミソウだと例えます。
カフェグレーンがモルト原酒を包み込んで、ブレンデッドという美しく印象的な花束に仕上がります。
NIKKA（ニッカ） 伊達 宮城県限定 黒ラベルを含むNIKKA（ニッカ） 伊達のシリーズでは、ニッカが誇る宮城峡蒸溜所のモルトとカフェモルトにカフェグレーンがブレンドされた、極めてオリジナリティあふれる他にはない類まれなブレンデッドウイスキーといえるかもしれません。