menu list買取商品 - ニッカ フロム・ザ・バレル
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ニッカ フロム・ザ・バレルの高価買取致します
ニッカ フロム・ザ・バレルのご紹介
買取参考価格 | 2000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | ブレンデッドウイスキー |
タイプ | 500ml/51度 |
2015年に開催された世界的な酒類品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」の最高賞となる「トロフィー」を受賞した「フロム・ザ・バレル」は、1985年10月に発売されたニッカウヰスキーのブレンデッドウイスキーです。
モルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後、もう一度樽詰めしてさらに数ヶ月ほど再貯蔵(マリッジ)されたフロム・ザ・バレルは、まるで個性の違うウイスキー同志が結婚したかように、深く馴染み合うことで育まれた調和の取れた美味しさが特長となっています。
商品名の通り、再貯蔵された「樽(バレル)」からそのままの状態でボトリングされたこちらのウイスキーは、高アルコール度数51%の重厚なコク、そして濃厚にして繊細な香りと味わいがハーモニーとなり華やかな余韻へと導きます。
ニッカ フロム・ザ・バレルの歴史
日本のウイスキーを世界に広めた功績者の思いとは
■体当たりの技術習得に赴いた一人の青年
1919年(大正8年)、24歳という若さで単身スコットランドに渡り、社長命令によるスコッチウイスキーづくりの技術を習得したのが、日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝です。
非常に頭のよい青年だった政孝でしたが、スコットランドでウイスキーづくりを学ぶツテは何一つありませんでした。
グラスゴー大学とロイヤル工科大学の門を叩いて座学で学ぶ傍ら、政孝は本物のウイスキーづくりの技術を習得するために、あちこちの蒸留所に実習させてほしいと頼んで回ります。
この体当たり精神と物おじしない性格は、入社してたった1年しか経っていない政孝を送り込んだ摂津酒造の社長、阿部喜兵衛に確かな人選の目があったと言えるでしょう。
年齢や経験では乗り越えられない困難が待ち受けているのは明らかで、阿部喜兵衛の目には竹鶴政孝しかいないと映っていたと考えられます。
■学んだのはウイスキー製造の技術だけではなかった
政孝は社長が入社してわずか1年という自分を信頼して送り込んでくれたことへの感動と、ウイスキーのメッカであるスコットランドに来られたという2つの事実に、突き刺さるような感動を覚えたと自伝に綴っています。
自身のことを若造と表現するあたり、政孝の謙虚な人柄が垣間見えますが、阿部喜兵衛はこの青年が他の人とは違うことを見抜いていたのでしょう。
社長の自分に対する信頼と、本物のウイスキーづくりが学べるという事実が大きな喜びだったことは、後世に語られた自伝から分かりますが、当時の政孝が2冊のノートにびっしりと記した実習報告には、個人的な感情をうかがわせるものはほとんどありません。
この報告に感情的な記述は無用と判断した、政孝の聡明さがうかがえます。
いずれは自分の蒸留所を造り、自分の求める味のウイスキーを造りたいという思いがすでにあったかどうかは分かりませんが、政孝はあちこちの蒸留所の視察にも赴きました。
そこで目にしたのは多くの蒸留所が小規模であり、ウイスキー工場を運営するのは生易しいことではないという事実です。
ウイスキーのメッカで目にした厳しい現実が、のちに自身の余市蒸留所建設にあたって活かされています。
■小規模で始めることの理由
ポットスチルと呼ばれる単式蒸留器でのウイスキーづくりの技術を学び取って帰国した政孝ですが、その習得はポットスチルの中に入って清掃作業をしながら細部を見るという過酷なものでした。
余市蒸留所を建設するにあたっては、資金難という事情もありましたが、通常、初溜用と再溜用の2基を設置するところ、1基のポットスチルしか設置しませんでした。
1基しかない以上、初溜のあとは丁寧に清掃してから再溜用に使用するしかなく、大変な労力を必要とします。
あえて1基だけとしたのには、ウイスキー工場の経営を成功させるには設備の充実よりも人の心だという、政孝自身が見てきた現実が反映されています。
政孝自身が先頭に立ち、従業員だけでなく自分自身をも激励しながら、余市蒸留所でニッカのウイスキーは造られていったのです。
■ニッカのブレンデッド
NIKKA(ニッカ) フロム ザ バレルは、1985年(昭和60年)に造られたブレンデッドウイスキーです。
ニッカウヰスキーと言えばピュアモルトにこだわった創業者・竹鶴政孝のイメージが強いことから、シングルモルトウイスキーの印象が先行しがちですが、ブレンデッド技術においても優れたものを持っています。
フロムザバレルの最大の特徴は、2つの原酒をブレンドして再貯蔵し、その後に行う加水を最小限にして樽出しをすることです。
モルトは甘酸っぱく、グレーンからはアロマの香りが漂い、さらに穀物の香ばしい香りがある一方、独特のピート臭はありません。
滑らかな口当たりとカラメルを思わせる甘さで、粉っぽさを感じる舌ざわりも特徴です。
ニッカならではの力強い味わいと芳醇な香りに、ニッカが誇るブレンデッド技術を堪能できます。
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