menu list買取商品 - ニッカ ピュアモルト 北原酒 15年
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ニッカ ピュアモルト 北原酒 15年の高価買取致します
ニッカ ピュアモルト 北原酒 15年のご紹介
買取参考価格 | 40000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | ピュアモルト |
タイプ | 750ml/43度 |
1989年に販売し、1995年に終売を迎えた商品です。
15年以上熟成させた、余市蒸留所の力強いモルト原酒と宮城峡蒸溜所の柔らかなモルト原酒をヴァッティングさせたウィスキーです。
「北原酒」というネーミングには、「ウィスキー造りには、北の自然が欠かせない」という思いが込められています。
この商品は販売を終了した、入手困難なオールドボトルです。
ニッカ ピュアモルト 北原酒 15年の歴史
情熱と努力と北の大地が生んだウイスキー
■北の大地がなければ生まれなかった蒸留所
ニッカの創業者、竹鶴政孝氏が北海道積丹半島の根元にある余市の地に立ったとき、「ここはスコットランドなのか」と言ったそうです。
政孝氏が本格ウイスキーを学ぶために一人スコットランドに留学したのは、1918年のことでした。
万年筆を携えて希望に夢を膨らませ、グラスゴー大学に乗り込んだ政孝氏を待ち受けていたのは、ウイスキーづくりとは程遠い座学の日々でした。
苦悩し、憔悴しきった政孝氏はなんとか大学を通じで工場実習の許可をもぎ取りますが、許可が出たのはロングモーン蒸留所、北緯57度を優に超える極寒の北の現場です。
それでも政孝氏はこの通知を天の救いとばかりに狂喜して受け取り、たくさんの渓谷や丘陵、山々を越え、スコットランドの蒸留所ひしめくハイランドの地を訪れたのです。
政孝氏は毎日ひたむきに現場と向き合い、持参した万年筆とノートに少しのことも逃さず書き留めて回りました。
草むしりや荷物運び、人が嫌がる雑用も喜んでこなし、蒸留所のすべてを、大地のすべてを吸収しようとしたのです。
スコットランドでそんな青春を燃やした政孝氏が余市の地にハイランドと同じ空気を感じ取ったのは、もちろん間違いではありませんでした。
地形や気候条件が似ていることもそうですが、余市の地面の下に無尽蔵に埋まったピートはスコットランドの本格ウイスキーづくりには欠かせない燃料です。
そして海にほど近く、風の運ぶ冷涼な空気に含まれるほのかな潮と湿り気も、本場スコットランドのウイスキーの風味を与えてくれるでしょう。
余市は政孝氏にとって完璧な土地でした。
清らかな水が静かに湧き出し流れ、まさに理想の地、約束の地だったのです。
■ウイスキーの香りを支える北の空気
スコットランドで現場研修ができることになった工場へ到着したとき、政孝氏は工場長から「よい鼻をしている」とほめられたというエピソードが残っています。
工場長は、ウイスキーに重要なのは「鼻」だと言ったそうです。
ウイスキーの味わいを大きく左右するのはその香りであり、色や舌触りよりもまっさきに人の心に届く、最も雄弁なウイスキーの主張と言えます。
北の大地の空気は酸素が多く、そのためにどれだけ食べても太らなかったのではないかと息子の威氏は言います。
母リタは政孝氏とスコットランドで出会ったスコットランド人ですが、料理が本当に上手で、日本の料理も英国料理もいろいろと作ってくれたと語っています。
本当においしかったし、毎日たくさん食べたのに、同氏は余市にいたときには太ることなどなく、東京に転勤した途端に体重がどんどん増えたそうです。
威氏はこれを空気に原因があったのではないかと言い、北の空気にはエネルギーを効率的に燃やす酸素が豊富に含まれていたことに起因しているのではないかと分析しています。
キレイな酸素が多い空気は、もちろん人にとってもほかの生き物にとっても重要なものですし、ウイスキーづくりにおいてもピートの燃焼に大きく影響を与えるでしょう。
政孝氏はシベリアからの寒風や湿気を含む潮風、余市の自然との邂逅はまさに奇遇であり、最大の運に恵まれたと述べています。
■ウイスキーは地球の英知の液体
政孝氏の口癖は、ウイスキーづくりにトリックはないという言葉でした。
氏いわく、ウイスキーは地球の資産を借りて造る英知の液体なのです。
スコットランドの現場研修に訪れた蒸留所で、政孝氏はウイスキーを決定するのは技術ばかりではないことに気づきました。
ウイスキーを決めるのは、大麦や水などの自然、その自然をリスペクトする人の心、そして静かに待つ時間です。
これらはどれひとつとっても混じりけのないものであり、まさにピュアな存在です。
そんなピュアなものを集めて丁寧にゆっくりと造り上げられた日本初の本格ウイスキーは、今も思想となってニッカのすべてのウイスキーに溶け込んでいるのです。
■入手は困難なNIKKA(ニッカ) ピュアモルト 北原酒 15年
ニッカのピュアモルト北原酒15年は、1989年から販売されていましたが1995年に終売を迎えています。
すでに入手は困難なボトルですので、お目にかかる機会はなかなかないでしょう。
余市の力強いモルトと宮城峡の柔らかなモルトが絶妙に溶け合うウイスキーです。
なぜこの名なのかはここまで読み進めればもはや聞くまでもないでしょう。
ウイスキーを造るのに欠かせない、北の自然へのリスペクトが込められています。
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