menu list買取商品 - ニッカ スーパーセッション
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ニッカ スーパーセッションの高価買取致します
ニッカ スーパーセッションのご紹介
買取参考価格 | 1200円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | ブレンデッドウィスキー |
タイプ | 720ml/43度 |
「ニッカ スーパーセッション(NIKKA SUPER SESSION)」は、1989年7月に発売したのち、1994年に終売したブレンデッドウイスキーです。
モルトウイスキーの味わいを際立たせるために、厳しい北の自然に育まれた香り豊かなモルト、すっきりした香りと味わいのライ麦グレーン、ニッカ伝統の味わいを生む熟成カフェグレーンと異なる3つの原酒をトライアド ブレンド(Triad Blend)しています。
高品質な素材をブレンドしたことにより、絶妙な調和を生み出し、すっきりとした香りと滑らかな口当たりに仕上がりました。
ニッカ スーパーセッションの歴史
偶然から生まれた琥珀色の美酒
■もともとは透明だったスコッチ
スコッチウイスキーといえば美しい琥珀色が大きな魅力の一つですが、もともとはスコットランド全域で飲まれていた地元のお酒です。
しかも、蒸溜したてをそのまま飲んでいたので、アルコール度数の非常に高い強烈なお酒でした。
長く続くイングランドとの敵対に負けたスコットランドは、イングランドの人たちから蒸溜したての酒をすぐ飲むことを嘲笑われます。
それほどに今のスコッチウイスキーとは似ても似つかぬ酒が、現在のスコッチの原点なのです。
琥珀色をした美しいスコッチウイスキーが出来上がった最大の理由は、人々の反発心でした。
イングランド議会による高額な酒税を逃れるため、人々は蒸溜したての酒をシェリー樽に詰めて山里深くに隠すことにします。
出来上がった酒がなければ課税もできないためで、ほとぼりが冷めたころに取り出しに行くつもりでした。
しばらくして山里深くに分け入り、樽からお酒をグラスに注いだところ、透明だった酒が美しい琥珀色になっています。
得も言われぬ芳醇な香りが漂い、口に含むとアルコール度数が落ちてまろやかになり、蒸溜したての酒とは比べ物にならないおいしさです。
もともとは課税逃れの苦肉の策でしたが、その後イングランドによる高額な課税が廃止されてからも、蒸溜したあと樽に詰めて寝かせるようにしたのはいうまでもありません。
■ジャパニーズウイスキーの父が学びたかったのはスコッチウイスキー
日本に上質のウイスキーをもたらした人物として知られる竹鶴政孝は、勤務先の摂津酒造から、スコットランドに行って本場のスコッチウイスキーづくりを学んでくるようにという、重大な使命を言い渡されます。
なんの後ろ盾もなく、若干24歳という若さで単身渡英することになったのですから、何としてもスコッチウイスキーの造り方を習得してくるぞという強い決意があったことでしょう。
おそらく不安もあったに違いありませんが、それを上回ってなお、学びたいという意欲が強かったことが、竹鶴政孝という人物に白羽の矢が立った理由かもしれません。
そう考えると、スコットランド行きを命じた摂津酒造の社長・阿部喜兵衛と常務・岩井喜一郎は、人を見る目に長けていたといえます。
ちなみに、岩井喜一郎は岩井式連続蒸溜装置の地位を確立させた人物で、合成清酒の開発で工業的大量生産の祖と呼ばれる人物です。
岩井亡きあとは政孝が学んできたウイスキーづくりに倣って1981年からウイスキー製造を行っており、マルスウイスキーの名で知られています。
■困難を極めたウイスキー製法技術の習得
政孝が造り方を学んだスコッチウイスキーは、ポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で造られます。
グラスゴー大学で学び、実習として蒸溜所に行くものの、日本からたった一人でやってきた青年を快く迎える職人は、蒸溜所には皆無でした。
とにかく蒸溜器のそばに近寄ることさえ許してもらえなかった政孝は、誰もが嫌がるポットスチルの清掃を自ら志願し、裸同然の格好で暑いポットスチルの中に飛び込みます。
清掃の傍ら、熱心にポットスチルを内外にわたってくまなく見ていったのです。
その熱心さに心を打たれた一人の老職人が、政孝にポットスチルの操作方法から造り方まで伝授してくれました。
決してあきらめない政孝の熱意は、言葉や風習を超えて人の心を打ったといえます。
■ウイスキーファンなら飲んでみたかったニッカのウイスキー
NIKKA(ニッカ) スーパーセッションは1989年7月に発売されたウイスキーで、政孝がつかみ取ってきたウイスキーづくりの原点であるモルトウイスキーの味わいを際立たせる製法で、異なる3つの素材をブレンドしたのが特徴です。
このブレンドの方法はトライアド・ブレンドと呼ばれ、優れたブレンド技術と高品質の原酒が求められますが、そこはニッカだけあって、絶妙な調和ですっきりとした香りになめらかな口当たりのウイスキーに仕上げています。
モルトウイスキーにライ麦グレーン、カフェグレーンの3つの原酒が味わえる贅沢な逸品ですが、惜しくも1994年に終売してしまいました。a
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