menu list買取商品 - 鶴 17年 白瓶 ニッカ
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鶴 17年 白瓶 ニッカの高価買取致します
鶴 17年 白瓶 ニッカのご紹介
買取参考価格 | 14000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ニッカウヰスキー株式会社 |
分類 | ブレンデッドウイスキー |
タイプ | 700ml/43度 |
ニッカウヰスキーを代表するブレンデッドウイスキーの銘柄「鶴」より、現在は終売となり希少性を増す酒齢17年以上のウイスキーを白い陶器ボトルに詰め込んだ「鶴17年 白瓶」です。
ニッカウヰスキーの二代目ブレンダー・竹鶴 威氏が手掛けた「鶴17年」は、17年のエイジングによる円熟の中に甘く芳しい果実のようなフレッシュさを感じる、スムースな飲みやすさが特徴となっています。
大地にたたずむ優美な鶴のデザインを施したしなやかなシェイプの真っ白な陶器ボトルには、竹鶴 威氏の作品であることを表す「威」の刻印がございます。
鶴 17年 白瓶 ニッカの歴史
初代から2代目へと確実に受け継がれた確かな技術
■ ウイスキーのメッカ・スコットランドへの留学
1916年(大正5年)3月、まだ大阪高等工業学校(現・大阪大学)の卒業を終えていないにもかかわらず、竹鶴政孝は先輩の岩井喜一郎を頼って、大阪にある洋酒業界の雄・摂津酒造への入社を果たします。
洋酒に対して並々ならぬ関心を持っていた政孝は、希望通り洋酒製造部門に配属されました。
ロンドンの出版社が発行する処方書を手に実験室にこもり、そうでないときは現場に張り付くという熱心さから、入社後まもなく主任技師に任命されたほどですから、摂津酒造の社長・阿部喜兵衛が、スコットランドで本物のウイスキーづくりの技術を会得してくるのは竹鶴以外にないと考えたのも納得です。
入社してまだ1年にもならない竹鶴を呼び出したのは、社長の阿部喜兵衛と、摂津酒造入りをお膳立てした岩井喜一郎でした。
岩井喜一郎は、岩井式連続蒸留装置の地位を確立し、合成清酒開発において工業的大量生産の祖となった人物で、この2人にスコットランドに送り込めるのは竹鶴しかいないと思わせた政孝の仕事ぶりが一体どのようなものだったのかが、逆に知りたくなってきます。
■ 驚きと喜び
阿部喜兵衛は政孝に対して、スコットランドに行ってウイスキーづくりを勉強してくる気はないかと尋ねます。
驚いて言葉も出ない政孝に阿部は、日本で出回っている模造品のウイスキーのままではいけないこと、さらに品質の限界をも説きます。
そのうえで、本場の技術を習得してきてほしいのだがと締めくくったのです。
勉強してくる気はないかと聞いて政孝の研究者魂に火をつける一方で、技術習得という大仕事を任せるという阿部の話し方は、竹鶴政孝という人をよく知っていたと感じさせられます。
あまりにも突然の話に驚きから言葉を失った政孝でしたが、のちにスコッチウイスキーのメッカであるスコットランドに留学できる喜びと、入社してたった1年足らずでしかならない若造の自分をそこまで信頼してくださるのかという感動に、突き刺さるような感激に襲われたと自伝に記しています。
■ 困難と収穫
憧れの地への留学と本物のウイスキーづくりの技術の習得は決して易しいものではありませんでしたが、政孝は気迫と体当たりの行動で次々と困難をクリアし、ついに本物のウイスキーづくりの技術を習得します。
さらに、生涯の伴侶となる女性・リタとの出会いという思いもしなかったうれしい収穫もあり、リタとともに日本に戻ったのです。
2人の結婚は両家の家族から猛反対を受けたために、祝ってくれる人もいない寂しい結婚式でしたが、深い愛情と絆で結ばれた2人にとって感無量だったに違いありません。
その後の政孝は、同じく本物のウイスキーを造ろうと考えるサントリー創業者の鳥井信治郎に招かれてウイスキーづくりに取り掛かるものの失敗に終わり、鳥井に対する不信感もあって自らの蒸留所造りのために北へと向かいます。
そこで見つけたのが、実習した懐かしいキャンベルタウンに似た余市だったのです。
■ 初代マスターブレンダーと2代目マスターブレンダー
ニッカウヰスキーが誕生したのは1940年のことで、政孝は初代マスターブレンダーとして活躍します。
一切の妥協を許さない厳しい姿勢で臨むウイスキーづくりは、1基だけのポットスチルで2つの製造工程を行うという過酷な労働条件でしたが、自らと従業員を激励し、政孝は自らが追い求めるウイスキーを造り続けたのです。
子宝に恵まれなかった政孝は、甥の威(たけし)を養子に迎えます。
甥とはいえ、北海道大学工学部応用化学科を卒業した威は、ウイスキーづくりに求められる知識と技術を習得しており、跡継ぎとしてその責務を立派に勤め上げられる人物でした。
ニッカウヰスキー2つめの蒸留所となった宮城峡蒸留所の建設にあたっては、自ら歩いて回って候補地を探すという、余市で政孝が行ったのと同じ行動を取っているのを見ると、威には威なりのこだわりがあったことをうかがわせます。
■ 2代目マスターブレンダー渾身の逸品
「NIKKA(ニッカ) 鶴 17年 白瓶」は、初代マスターブレンダーの養父・政孝に次ぐ2代目ブレンダーの威(たけし)が、自らブレンドして造り上げました。
政孝が築き上げた余市蒸留所と、自ら候補地を選んで造り上げた宮城峡蒸留所の両方のモルト原酒のみをヴァッティングし、さらにグレーンとブレンドさせているのが特徴です。
華やかな果実の香りと柔らかい口当たりは、余市と宮城峡のよさを引き出し、高め合った上品な味わいに仕上がりました。
白い北陶器ボトルに施されたのは竹鶴の苗字の由来となった鶴の優美な姿で、大地にたたずむ鶴の様子をボトルシェイプで表現しているとあって、コレクターも手に入れたいニッカの逸品です。
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