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オールドパー スーペリアの名前の由来と誕生の歴史をご紹介

■オールドパー スーペリアはどんなお酒

オールドパー スーペリアは、マクドナルド・グリンリース社が製造したウイスキーです。
厳選した原酒をブレンドして作られており、オールドパーの中では、プレミアムランクに位置しています。
ひび割れたようなクラシカルなデザインの瓶にボトリングされているのが特徴です。
オールドパー スーペリアはブレンデッドウイスキーであるため、奥深く豊かな味わいが感じられます。
舌触りもとてもなめらかで、長い余韻も楽しめるウイスキーです。
香りは、熟した果実をイメージさせるようなスモーキーなアロマで、ほのかに磯の香りも漂います。
アルコール度数は、43度です。
オールドパー スーペリアを味わう際には、ストレートやロックが一番おすすめです。
また、水割りすることでも、よりフルーティーな甘みやスモーキーさが楽しめるようになります。
飲み方次第で、味や香りの表情ががらっと変わるのがオールドパー スーペリアの魅力です。

■オールドパー スーペリアの歴史

次に、オールドパー スーペリアの名前の由来や歴史についてご紹介します。
このウイスキーのブランド名となっている「オールドパー」は、イギリスの伝説の人物である「トーマス・パー」の名前が由来となっています。
トーマス・パーは、152歳まで生きたイギリス人男性です。
彼が生まれたのは、1483年。
1635年に亡くなるまでの間に、80歳で初めて結婚したり、複数の子供を授かったり、105歳で別の女性と恋に落ちたり、122歳で再婚するなど、高齢者とは思えないパワフルな生涯を送りました。
そんな長寿をまっとうした彼の人生のように、末永く後世までウイスキーを届けたいとの願い込めて、トーマス・パーの愛称であるオールドパーという名前が付けられたのです。
オールドパー スーペリアを製造しているのは、イギリスにあるマクドナルド・グリンリース社です。
1871年に、グリンリース兄弟たちによって、ロンドンにグリンリースブラザーズ社が創設されたのが、その歴史の始まりとなりました。
グリンリース兄弟たちは、ウイスキーのブレンドにこだわり続けて、理想のブレンデッドウイスキーを造り上げました。
そして、イギリス史上最⾧寿と言われたトーマス・パーにちなんで、自分たちが苦労して製造したウイスキーにオールドパーという名前を付けて販売したのです。
ちなみに、オールドパーは、日本で初めて紹介されたブレンデッドウイスキーだと言われています。
1873年に岩倉具視たちが海外視察から持ち帰ったことで、日本にも愛好者が増えたキッカケとなりました。
19世紀末頃になると、アレクサンダー・マクドナルド社とグリンリース・ブラザーズ社が合併して、マクドナルド・グリンリース社が誕生しました。
その後1925年には、マクドナルド・グリンリース社はDCL社の傘下に入ることになります。
しかし、現在でも、マクドナルド・グリンリース社は、昔から代々受け継がれた製法を大事にしてウイスキー造りを行っています。

■1989年にオールドパー スーペリアを発売

このオールドパー スーペリアが発売されたのは、1989年です。
ハイランド東部スペイ川の近くにある蒸溜所で製造されているクラガンモアのモルト原酒をブレンドして造られています。
蒸溜所では、熟練の職人たちが昔からの製法を守り続けて、しっかりと熟成させた原酒を使っているため、ほかのオールドパーよりも、よりラグジュアリーな仕上がりとなっているのが特徴です。
一口飲むだけで、豊かな味と香りが広がり、贅沢な気分にさせてくれるブレンデッドウイスキーです。