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「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」はアイラ島の自然の恵みを受けた贅沢な一本

■ポートエレン蒸留所の歴史

スコットランドのアイラ島には数多くの蒸留所がありますが、1825年にアレクサンダーマッカイによって設立されたのがポートエレン蒸留所です。
歴史は古く、これまで約200年近くにわたり味わい豊かな濃厚なシングルモルトウイスキーを市場にリリースし、多くのウイスキーファンを虜にしてきました。
ポートエレン蒸留所の名は、ポートという街の名から取っただけでなく、アイラ島の所有者の妻であるエレンという名を足して名付けられています。
アイラ島は、自然豊かな地として知られており、「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」においてもその恵みをふんだんに受けているといえるでしょう。
スモーキーさを感じられるだけでなく、華やかで繊細な香りまで存分に楽しめるなど、アイラ島の魅力が詰まった逸品となっています。
ポートエレン蒸留所は、1825年に創業された後、1925年にDCL社の傘下となったという歴史があります。
しかし、その後は順調にウイスキー造りを継続できたわけではなく、1983年にDCL社の合理化が進み、残念ながらポートエレン蒸留所は閉鎖へと追い込まれてしまいます。
後の1987年には解体されましたが、モルティング施設だけは変わらず稼働し続けていました。
ポートエレン蒸留所が閉鎖される前に原酒が少量ながらも大切に保管されていたため、現在においても高値ではあるものの、市場にリリースされ続けています。

■幻のシングルモルトと言われる贅沢な一本

「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」は、今や市場価値が高く手に入れることが難しいため、オークションサイトなどでは高値で取引されています。
アイラ島が生み出した味わい豊かなシングルモルトファンにとって「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」は、まさにお宝とも言えるウイスキーの一つといっても過言ではありません。
現在、幻のシングルモルトウイスキーとしても名が高く、今後も価格が高騰すると予想されます。
限定数で販売本数も少ないため、目にした際には迷わず手に入れたいウイスキーの一つといえるのではないでしょうか。

■今後またポートエレン蒸留所が再稼働されるというウワサもある

もう二度とポートエレン蒸留所が稼働することはないと見られていましたが、2017年に再稼働を検討しているとディアジオ社が発表しました。
2020年には、再稼働が実現するのではと言われており、ポートエレンファンもその動向が気になるところです。
19世紀後半には、ジョン・ラムゼイがポートエレン蒸留所を所有していましたが、彼はウイスキー造りに欠かせない重要人物でした。
絶品のウイスキーを生み出すのに重要な連続式蒸留器を開発したイーニアス・コフィーとも深い関わりがあり、今世にも続くウイスキー製造の実験を行ったのもポートエレン蒸留所だったのです。
昔も今も変わらずウイスキーファンを魅了して止まない絶品ウイスキーは、ポートエレン蒸留所も深く関わっていたと実感することができます。
そんなポートエレン蒸留所で生み出された「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」は、その名の通り1978年に蒸留されました。
2002年に新たに再販売されましたが、その際の出荷本数はわずか1万2,000本ほどです。
そのため、大変貴重なウイスキーとなっており、ポートエレン蒸留所が製造したウイスキーのファンという方はもちろんのこと、贅沢なシングルモルトウイスキーを堪能したいという方にもおすすめです。
24年にも及ぶ長期間の熟成を実現し、飲み心地の良いウイスキーが誕生しました。
アイラ島のウイスキー造りに適した気温や湿度の中で丁寧に造られており、その土地ならではのスモーキーな香りと味わいを楽しめるウイスキーとなっています。
仕上がりのバランスも良く軽やかな飲み口を実感することができるでしょう。
味わいだけでなく、香りまで楽しみたいという方は、「ポートエレン 24年 2ndリリース 1978年蒸留」を一度、堪能してみてはいかがでしょうか。