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金色に輝くケンタウロスが美しい高級ブランデー

■ ナポレオンに近い味わいが楽しめる
「レミーマルタン クラブ ド レミー」は、1985年にレミーマルタン社から発売された高級ブランデーです。
酒質は同じく高級ブランデーとして知られるナポレオンに近い味わいとなっており、軽やかでありながらも円熟したおいしさが楽しめるのが特徴です。
ボトルには金色に輝くレミーマルタン社のシンボルロゴ・ケンタウロスが刻印されており、高級感あふれる仕上がりになっています。
ケンタウロスは人の頭に馬の体とサソリの尾を持った姿をしており、十二星座の中の一つである射手座としても有名です。
またケンタウロスはギリシャ神話に登場する酒神・バッカスの侍者でもあったため、レミーマルタン社が掲げるコニャック製造会社としての「人と自然の調和」という意味も込められています。
レミーマルタン社のロゴがケンタウロスになった由来は、創業者であるポール・エミール・レミー・マルタンの孫・ポール・エミール・レミー・マルタン（同名異人）が射手座であったことから決まりました。
天文学に詳しかった創業者の孫のレミーは、自らが射手座であっただけでなく、ケンタウロスがバッカスの侍者だったことも考慮したのでしょう。
そしてレミーマルタン社のシンボルロゴとして、まさにケンタウロスこそふさわしいと考えたに違いありません。
今ではケンタウロスといえばレミーマルタンを連想させるほど、ブランデー愛飲家のみならず、世界中で知られるロゴとなっています。

■ レミーマルタン社の誕生
コニャック地方でレミーマルタン社が創業したのは1724年のことで、創業者・ポール・エミール・レミー・マルタンがコニャックの取引所として開業したのが始まりです。
コニャック地方シャラント県に位置した創業地には美しいシャラント川が流れ、ブドウ栽培の最高品質の土壌であるグランド・シャンパーニュを要していました。
すでにブドウ栽培業とワイン醸造業を手掛けていたレミーは、この地で本格的なコニャックの製造に乗り出すことになります。
レミーマルタンが造り出すコニャックは、全てフィーヌ・シャンパーニュ・コニャックの呼称を持ちます。
フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックは最上位の土壌であるグランド・シャンパーニュと、その下のランクであるプティット・シャンパーニュの栽培地で栽培されたブドウを原料としていなければなりません。
さらにそれぞれの栽培地で造りられた原酒（オー・ド・ヴィー）をブレンドし、かつグランド・シャンパーニュの比率が50％以上のもののみと定められています。
レミーマルタンが創業地として選んだ土地は雨水を蓄える特性を備えた石灰質の土で、さらにその上には水はけをよくする石灰質の地層が重なっていました。
ブドウは多すぎる水や乾燥に弱い果実で、そんな繊細なブドウを育てるのにはまさにぴったりの場所だったのです。
しかもその土地は最高品質のブドウを育てるために欠かせない、これまた最上位の土壌にランク分けされたグランド・シャンパーニュでもありました。

■ レミーマルタンが世界に誇るラインナップ
1972年にレミーマルタン初のVSOPとして誕生した「レミーマルタンVSOP」は、世界でも最も販売数の多いVSOPです。
すりガラスのボトルは1972年の誕生当時から変わっておらず、レミーマルタン社では今もレミーマルタンVSOPにすりガラスボトルを使用しています。
レミーマルタン社のセラーマスターだったアンドレ・ジローが手掛けた高級ブランデーのXOが誕生したのは1981年のことで、400種類以上の異なったオー・ド・ヴィーがブレンドされているのが特徴です。
特に高級感あふれるボトルが目を引く「レミーマルタンXOエクセレンス」は愛飲家たちの人気を集めています。
このほかにもレミーマルタンセントーシリーズやセラー・マスター・セレクションなど、数々のラインナップが揃っており、世界中に多くのコレクターがいるのもレミーマルタンが愛されている証です。