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免税店で限定販売されたアロマが香るブランデー

■ 長期熟成から生まれた果実感あふれる味わい
「レミーマルタン リザーヴ・セラー・セレクション No.28」はリザーヴ・セラー・セレクションシリーズとして、免税店でのみ限定販売された商品です。
シルクを思わせるなめらかな舌触りとプラムやレーズンなどのフレッシュな果実を砂糖漬けした甘い香りが楽しめます。
砂糖漬けフルーツとヘーゼルナッツの香りに、微かに香るはちみつがアクセントとなっているのも特徴です。
長期熟成されたレミーマルタン リザーヴ・セラー・セレクション No.28は、果実を丸ごと使ったフルーツジャムを思わせる味わいに仕上がっています。
この風味と香りを堪能するには、室温の状態のままストレートでいただくのがおすすめです。
またグラスに氷をたっぷり入れ、キンキンに冷やしたオンザロックでもおいしくいただけます。

■ レミーマルタンの歴史を紐解く
1695年にフランス南西部シャラント県のルイヤック近郊で生まれたポール・エミール・レミー・マルタンは、フランチブランデーを代表するレミーマルタンの創業者です。
1724年にコニャックの取引所を開業し、自らの名前であるレミーマルタンをブランド名としたブランデーの販売を開始します。
すでにブドウ栽培業とワイン醸造業も行っていたレミーは、この年からコニャックの製造にも本格的に取り掛かることになります。
1738年にはレミーが造ったコニャックの素晴らしさをフランスのルイ15世が称賛し、その功績を讃えて新しくブドウを作付けする特権を与えました。
1773年にレミーが亡くなってからは、同名の孫であるレミーが事業を引き継ぐことになります。
1830年、レミーマルタン初となるグランドシャンパーニュコニャックが販売され、1841年にはレミーマルタンのブランドは大きな成長を見せています。
この頃事業を管理していた創業者の孫にあたる1810年生まれのレミーは、ヨーロッパだけにとどまらずアメリカやアジア、太平洋地域にまで販路を拡大します。
1870年には海外進出と大幅な販路拡大を行い、レミーマルタンの名を一躍世界に知らしめることになりました。

■ オリジナルブランドロゴの誕生
熱心な天文学愛好家であったレミーは、自身の星座である射手座のケンタウロスをブランドロゴのモチーフに選びました。
ギリシャ神話に怪物として登場するケンタウロスは、人の頭を持つ馬として描かれています。
このロゴをレミーマルタン商品のボトルやケースに刻印し、今ではすっかりおなじみとなりました。
1875年に世を去ったポール・エミール・レミー・マルタンに変わり、レミーマルタンの事業を主導したのは起業家であり弁護士でもあったアンドレ・ルノーです。
詩人としても知られるルノーは、1910年にポール・エミール・レミー・マルタン2世と提携関係を結びます。
ルノーは1924年に初のセラーマスターとなり、1927年には初めてのレミーマルタン・フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックVSOPを発売しました。
この商品はプティット・シャンパーニュとグランド・シャンパーニュをブレンドしたもので、卓越した品質が高い評価を受けました。
レミーマルタン・フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックVSOPの発売以降、レミーマルタンは世界中に発売されるようになります。
1938年にはその品質の高さが評価され、フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックは法的に認められるまでになったのです。

■ レミーマルタンの伝統を引き継ぐ人々
1965年にアンドレ・ルノーが亡くなってからは、アンドレ・エリアル・デュブレイユがレミーマルタンの代表に就任します。
ルノーの娘婿であったデュブレイユとルノーから直々に教えを受けたアンドレ・ジローは、セラーにおいて現代テクノロジーの活用を促進しました。
1972年には黒のVSOPフロスティボトルが考案され、1972年に完成したレミーマルタンVSOPとともに世界全体で最も多い販売数を誇ります。
レミーマルタンの伝統は初期から現在にかけても、途切れることなく脈々と受け継がれています。