お酒買取なら大阪のネオプライス

ベスト・ヴィンテージ・ブラン・ド・ブランを受賞したシャンパーニュの傑作品

■ 最高の栄誉に輝いたルイ・ロデレールが贈るヴィンテージ
「ルイ・ロデレール ブラン・ド・ブラン 2010」は「シャンパーニュ＆スパークリング世界選手権2016」において、ベスト・ヴィンテージ・ブラン・ド・ブランを受賞した2010年度のヴィンテージ・シャンパーニュです。
原料となるブドウには高品質のシャルドネのみを使用しており、栽培されたのはコート・デ・ブラン地区のル・メニル・シュル・オジェとアヴィズのブドウ畑です。
この両方の畑から厳選した良質のシャルドネを、澱と一緒に5年間寝かせ、さらにデゴルジュマン（澱抜き）したのちに最低6ヶ月の期間をかけてじっくりと熟成させました。
シロップ漬けしたレモンピールに梨や黄桃の果実感あふれるみずみずしくも豊かなアロマが香り、グラスを回したときに香り立つカカオ豆の香ばしさが絶妙なハーモニーを醸し出しています。
そのほかにもヘーゼルナッツなどの香りが複雑さを増し、芳醇なアロマとなっているのが特徴です。
ブラン・ド・ブランらしいなめらかな舌触りと、柑橘系フルーツの酸味とナッツのクリスピーさが同時楽しめるところも魅力です。
ヴィンテージ・シャンパーニュとしては新しいですが、しっかりとした熟成感が備わった逸品に仕上がっています。

■ 希少となったメゾンとルイ・ロデレールのこだわり
かつてフランスには、家族経営や一族経営でシャンパンやワインを行っているメゾンが数多く存在しました。
フランス語のメゾンとは英語でハウス（家）という意味で、文字通り家族だけでワイン造りを行っていたのです。
しかし近年他業種によるワイン業界への参入が増加し、家族経営で成り立つメゾンは少なくなってしまいました。
そんな中で創業以来200年以上にわたって家族経営を続けているのが、世界的にも有名なシャンパーニュ・メゾンの「ルイ・ロデレール」です。
ルイ・ロデレールが創業したのは1776年のことで、創設したのはデュボワ親子でした。
その後ニコラ・シュレッダーにメゾンが売却され、1827年にはニコラ・シュレッダーの甥であるルイ・ロデレールが共同経営者となります。
ルイ・ロデレールが叔父のニコラ・シュレッダーからメゾンの経営を譲り受けたのは1833年のことで、そのときに自らの名前であるルイ・ロデレールを社名としました。
卓越した洞察力を持ち、優れた起業家としての手腕も持ち合わせていたルイ・ロデレールは、ロデレール自らブドウ栽培に乗り出します。
彼が目指したのはブドウの栽培からワイン造り、そして出荷に至るまでの全ての工程を自社で行うことでした。
他のメゾンがブドウを外から買い付ける中にあって、ルイ・ロデレールだけはあくまでも自社栽培のブドウにこだわっていたのです。

■ ブドウ栽培に最適な土地だけを獲得
「優れたワインは全て土壌の質と伝統に対する情熱、そして将来への鋭い眼差しによって生まれる」という基本理念を持っていたルイ・ロデレールは、19世紀半ばにシャンパーニュ地方にある複数のグラン・クリュ畑を獲得します。
あくまでも自社畑でのブドウの生育にこだわるルイ・ロデレールは、外から買い付けているメゾンが多い中で最高の土地を探すことに注力しました。
区画ごとに特徴を調べ、造詣を深めながら、ルイ・ロデレールは最高の土壌を持つ土地だけを厳選して獲得することができたのです。
そんな畑で栽培されたブドウは最高の品質を誇る果実を実らせ、最高級のシャンパーニュを生み出しました。
ルイ・ロデレールの名声は広がり、評判は高くなる一方でした。
こうして確立したルイ・ロデレールの名声を守るため、父のルイ・ロデレールから事業を引き継いだのが息子のルイ・ロデレール2世です。
時に1870年のことで、聡明なルイ・ロデレール2世は父親譲りの天性の度胸も備えていました。
1873年には輸出先の顧客であったロシア市場とロシア皇帝・ツァーリへの需要が伸び、ルイ・ロデレールの当時の生産量の27％にもあたる70万本を輸出するなど、家業の発展に力を尽くしたのです。