お酒買取なら大阪のネオプライス

スコッチ６大生産地のひとつであるローランドが誇るローズバンクのシングルモルト

■「ローランドの王」と称えられたローズバンクのシングルモルト

ローズバンク（ROSEBANK）は、スコッチ６大産地のひとつに挙げられるローランドの象徴として称えられ、「ローランドの王」とも呼ばれたローズバンク蒸留所で造られたウイスキーのブランドです。
ローズバンク蒸留所は、スコットランドの南東部に位置するローランド地方のフォルカークという街にありました。
１８４０年に美しい野ばらが咲き誇るキャメロン村のフォース・アンド・クライド運河のほとりで創業したローズバンクは、１９９３年に閉鎖されるまでローランドの伝統として知られる「３回蒸留」製法を守り続けた蒸留所としても知られています。
２回蒸留を主流とするスコッチの中では珍しい製法を取り入れていたローズバンクのウイスキーは、酒質にクセがなく、口当たりなめらかでライトな飲みやすさが特長の穏和なシングルモルトウイスキーに仕上がっており、ウイスキーファンはもちろん、ウイスキーを飲みなれていないという方でも受け入れやすいと評判です。
蒸留所の閉鎖から２５年もの年月を経たローズバンクは、２０１７年に新たなオーナーを迎えて再興の準備が進められています。
ローズバンクの味わいの完全再現を目指すと表明したインディペンデント・ボトラー「イアン・マクロード社」は、２０２０年秋頃の蒸留再開を予定しているそうです。
十分な熟成を重ねた円熟ウイスキーを味わえる日はまだまだ先のことになりそうですが、今か今かと待ちわびるウイスキーファンの期待は膨らむばかりです。

■UD社のプレミアムシリーズ「レアモルト・セレクション」

レアモルト・セレクション（RARE MALTS SELECTION）シリーズとは、UD社が所有する閉鎖された蒸留所や小規模の蒸留所で貯蔵された原酒の中から超希少な原酒のみを長期熟成し、樽出しそのままのカスクストレングスで数量を限定してボトリングしたプレミアム品シリーズです。
１９９４年からリリースが開始されたレアモルト・セレクションは、すでにクローズした蒸留所のボトルやブレンデッドウイスキー用として使用されることが多い原酒のボトルなど非常に貴重なシングルモルトがラインナップされており、まさしくレアセレクションの名にふさわしいファン垂涎の逸品を揃えたことで愛飲家たちに大きな刺激と満足感を与えるシリーズとなりました。
人気のラインナップには、「インチガワー２７年」や「カリラ２１年」、「クライヌリッシュ２３年」や「リンクウッド３０年」などがラインナップされており、そのほとんどが酒齢２０年以上の入手困難な長期熟成モルトとなっています。
残念ながらレアモルト・セレクションシリーズはすべての商品が終売となっているため、どのボトルにもプレミア価値が付いており、２次市場では数万円、数十万円の高値で取引が行われています。

■ウイスキー好きに知らない人はいないスコッチ界最大手のウイスキーショップ

ユナイテッド・ディスティラリーズ社（UD社）は、アイルランドの巨大ビール会社であるギネス（Guinness）社が買収によって獲得したイギリスのウイスキー製造会社アーサーベル＆サンズ（Arthur Bell＆Sons）社と、ディスティラーズ・カンパニー・リミテッド（Distillers Company Limited）社を合併する形で１９８７年に設立された、スコットランド最大手の酒類製造業者です。
UD社が販売する代表的な銘柄といえば、世界的な知名度を誇るブレンデッド・スコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」が挙げられます。
現在は、親会社であったギネス社が他社と経営統合してディアジオ社となり、UD社もユナイテッド・ディスティラーズ・ヴィントナー社（UDV社）という名称を名乗っています。
UD社は、経営が傾きかけた蒸留所を多く買い占め続けてきたことによって、現在ではスコッチ界における最大規模の会社と呼ばれるほどまでに成長を遂げました。
最盛期には３６ヵ所もの蒸留所を所有したとされるUD社がリリースした有名なシリーズには、「花と動物シリーズ」、「レア・モルト・セレクション」、「クラシック・モルト・シリーズ」、「ディスティラリーズ・エディション」の４つがあります。