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焼酎ファン垂涎の的のプレミア焼酎のおすすめは芋

■焼酎の原料は地域によっていろいろ
焼酎というと、一番人気はなんといっても芋を使って造られた芋焼酎なのですが、そのほかにも米や麦、さらには蕎麦にゴマ、黒糖に栗を使って造られることもあるほど、原材料はバリエーション豊富なのは、意外と知られていません。
焼酎という蒸留酒造りは九州全域が最も有名で、古くから行われてきただけに、いまや九州は日本を代表する焼酎という蒸留酒を造るところとしては、世界最大級と言われています。
焼酎といえば芋なのは、薩摩焼酎という名はWTOによって原産地呼称として定められており、ほかには球磨焼酎と壱岐焼酎があります。

■日本の蒸留酒製造一番手は琉球王国
現在の沖縄県は、かつては日本国から独立した王国で、ここで初めて蒸留酒が造られたのが1477年のことです。
芋焼酎が広まった鹿児島県では、1559年に鹿児島県伊佐市の郡山八幡神社の補修工事を行ったときには、すでに焼酎があったことが分かっています。
なぜ1559年に焼酎があったことが分かる理由は、郡山八幡神社の補修工事を行うにあたって駆り出された大工が、郡山八幡神社に対して、焼酎も振る舞ってくれないケチな施主という落書きを残したからです。

思わず笑ってしまう話ですが、これが現存する鹿児島県における最も古い焼酎に関する記述となっており、この大工の残した落書きは、後世の人々に鹿児島県における焼酎の歴史を残してくれています。

■手間暇かけて造られる焼酎と製法にこだわる蔵
現在、焼酎の中にはプレミアと呼ばれる本格焼酎がいくつかあり、中でも薩摩焼酎の中では、3Mとして知られる有名な銘柄を造り出す蔵があります。
森伊蔵酒造の「森伊蔵」、白玉醸造の「魔王」、そして村尾酒造の「村尾」です。
偶然にもすべて銘柄がMから始まっていることから、その味わいとともに広く知られるようになりました。
現在はこの3Mに加え、甲斐商店の「伊佐美」と佐藤酒造の「佐藤」があり、これらの銘酒が平成19年に訪れた焼酎ブームのけん引役となり、これまでの焼酎のイメージを覆す上質さで率直においしいと感じられる焼酎を造り出したのです。

その結果、これらの蔵が造る銘柄はどれもいまやプレミア焼酎と呼ばれ入手が非常に困難で、プレミア焼酎だけあって値段もプレミア価格になっているものもたくさんあります。
これらプレミア焼酎を造る蔵は、そのすべてが伝統的な焼酎の製造方法を頑なに守り、大量生産していません。
「佐藤酒造」では、さまざまな工程に手間暇をかけて行っているため、毎年限られた量だけしか仕込むことができません。
そこには佐藤酒造が持つこだわりが詰まっていることから、プレミア焼酎はどれをとっても素晴らしい出来栄えになるのでしょう。

■見つけたらラッキーなプレミア焼酎を大人買い
「佐藤 白麹仕込 芋焼酎」は、白麹で仕込み、お湯割りで最もおいしく飲めるプレミア焼酎になることを最大限に意識して造られています。
白麹を使うことで、柔らかい酒質になりますが、さらに白麹は芋焼酎に最も適しているサツマイモの品種として知られる黄金千貫が持つ素直な甘さを引き出してくれるのです。
そのため、柔らかい口当たりながら、芋本来の甘みがしっかり感じられるのが佐藤の白と呼ばれる、3つある佐藤シリーズの中でも白麹を使って造った佐藤の最大の魅力を持つ製品となっています。

芋焼酎が苦手という理由の一つに、芋焼酎にありがちな雑味がまずいと感じることがありますが、佐藤酒造が造る芋焼酎・佐藤の白は、人の手によって手間暇かけて造られているだけあって雑味がないのが特徴で、芋焼酎だけが持つ甘い香りが楽しめます。
まさに芋焼酎の中の逸品と言えるプレミア焼酎なだけに、720ml入りが1ケース12本入りで販売されていますので、生産本数の少ない佐藤を見つけたら、まとめ買いするのもいいかもしれません。