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■九州地方限定だった至極の逸品
本格芋焼酎の薩州紫の赤兎馬は、鹿児島県いちき串木野市にある濱田酒造で製造されています。
発売当時は九州地方のみの販売でしたが、数年前から本州の一部地域でも購入することができるようになりました。
元々は九州にある一部の酒屋店がプライベートブランドとして作っていた銘柄でしたが、その洗練された味わいの良さがあちこちで広まったのです。
特に、芋焼酎好きの人たちからの評判が非常に高く、その名前はあっという間に知れ渡りました。
そして、本州で発売が開始されてからわずか2年ほどの内に、九州だけでなく本州でも大人気の焼酎としてその座を確立したのです。
九州地方では大変よく知られ、しかも人気の高い薩州紫の赤兎馬を、本州でも販売したいと濱田酒造に卸を依頼する酒屋もありました。
しかしながら元々が限られた数店の酒造会社のみが製造していた銘柄であったため、本州での販売はなかなか実現に至らなかったのです。
根気よく交渉を続けた結果、「九州赤兎会」が販売への理解を示し、ついに待ちわびた本州での販売が実現したという経緯を持っています。
薩州紫の赤兎馬は、今も昔ながらの製法が受け継がれ、当時の手法を守りながら丁寧に製造されている至極の逸品です。
現在は赤兎馬の名のごとく、九州地方から飛び出し、本州の芋焼酎愛飲家の間を駆け巡っています。

■甘い味わいとまろやかな口当たり
薩州紫の赤兎馬の名前の由来は、三国志に出てくる「一日に千里走る」といわれた名馬から取られています。
この名馬のように、赤兎馬を芋焼酎の銘酒として育て上げ、ずっと走り続けて欲しいという願いが込められているのです。
芋焼酎の原料となるサツマイモは、全国でも有数の産地である鹿児島県産のものが使用されており、そのサツマイモの中でも黄金千貫(こがねせんがん)と、頴娃紫(えいむらさき)の厳選された良質のもののみが選ばれています。
濱田酒造があるいちき串木野市は、シラス土壌から天然の湧水が豊富に流れ出す土地柄が特徴で、この上質な水が美味しい芋焼酎を作り出していると言っても過言ではありません。
さらに仕込みの際には米麹を使うことで、すっきりとした味わいも醸し出しています。
そして薩州紫の赤兎馬は、ゆっくりと時間をかけてじっくり熟成させていきます。
この過程を経ることで、芋焼酎でありながら大変口当たりがよく、その反面重厚でしっかりとした味わいも併せ持つ逸品が生まれるのです。
甘い味わいとまろやかな口当たりは2種類の厳選されたサツマイモによるもので、卓越した旨味を味わうにはロックや水割りをおすすめでします。

■年に2回しか発売されない限定品
「薩州紫の赤兎馬 芋焼酎1800ml」は、一年の内で3月と9月のみ濵田酒造で限定発売されます。
その味わいは通常販売されている「薩州赤兎馬」とは異なり、また一味違った風味が楽しめるのが特徴です。
年に2回の限定発売になる理由は、蒸留した薩州紫の赤兎馬の原酒を秘伝の技術でろ過し、時間をかけて熟成させることによります。
このろ過の秘伝技術により独特の雑味のない、深い風味をもつ芋焼酎を作り出すのです。
濱田酒造では、この手法でじっくりと熟成貯蔵した薩州紫の赤兎馬 芋焼酎を、丁寧に心を込めて瓶詰めしています。
グラスに注げばふんわりとした甘いサツマイモの香りが漂い、口の中いっぱいに甘い芋の味わいが広がります。
そして、その美味しさの余韻が口の中で長く続くのが、薩州紫の赤兎馬の大きな人気の一つです。
一年を通して様々な呑み方を楽しめるのも、もう一つの人気になっています。
夏はロックや水割り、寒い冬は熱燗で、そしてもちろん常温でもその美味しさは変わらないどころか、飲み方次第で数々の異なる美味しさが発見できるのです。
販売月を指折り数えて待ち望む愛飲家には、薩州紫の赤兎馬 芋焼酎1800mlの12本瓶入りを1ケース単位で購入する人も珍しくありません。
それほどまでに愛されている本格的芋焼酎「薩州紫の赤兎馬 芋焼酎1800ml」を、一度ぜひご賞味してみてはいかがでしょうか。
これまで芋焼酎が苦手だった人にとっては、芋焼酎に対する意識が変わることは間違いありません。
そして、まだ味わったことのない焼酎好きにとっても、満足至極の一本になること請け合いです。