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■キリン富士御殿場蒸溜所のウイスキーづくり

キリン富士御殿場蒸溜所は、日本人の感性と世界のウイスキーづくりの技術を掛け合わせ、クリーンでエステリーなウイスキーづくりを行っています。
1973年の操業開始以来、スコッチ・アメリカン・カナディアンという世界の代表的なウイスキー製造技術を導入し、キリンの培ってきた醸造技術ときめ細やかなノウハウを融合させ、日本の気候や風土に根差した独自のウイスキーづくりを続けているキリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所。
富士御殿場蒸溜所の目の前には霊峰・富士が一望でき、富士の伏流水と年平均気温13℃の冷涼な気候、そして霧が1年を通じて幾度となく発生する富士御殿場・柴怒田の地は、ウイスキーづくりにとって理想的な環境が揃っています。
スコッチでもバーボンでもない、日本人の嗜好に合うウイスキーづくりを目指し、チャレンジを続けてきました。
ひとつの蒸溜所でモルトウイスキーとグレーンウイスキーをつくっているのは、世界中を見渡しても稀なことですが、複数の蒸留器を駆使して多様な味わいの原酒を育み、ウイスキーの無限の可能性を追求しています。

■キリンのブレンダーチームが贈るキリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士

ブレンダーチームは、創業時からのこだわりである「クリーン＆エステリー」なスタイルとして伝統的につくり続けてきた軽やかで華やかなモルト原酒と、仕込・発酵を進化させた製法でつくるフルーティでクリーミーな味わいのモルト原酒を使用した「シングルモルトジャパニーズウイスキー富士」を送り出しました。
2010年代に開発した新タイプのモルト原酒が、熟成を経て狙い通りフルーティさ溢れる香味になった頃合いに、満を持してブレンドに採用。
アメリカンホワイトオークのバーボンバレルを主体に、ビール熟成樽やフレンチオークのワイン熟成樽を使用し、果実味や深みのある味わいに仕上げました。
伝統ある製法の原酒から新たな製法の原酒まで、富士御殿場蒸溜所でつくられる多彩なモルト原酒の特長を最大限引き出したブレンドにより、シングルモルトウイスキー富士は、雄大な富士の美しさ、生命力をイメージするような果実味豊かで芳醇な味わいになっています。
数年後には2021年に立ち上げた木桶発酵槽・小型ポットスチルで仕込んだモルト原酒も熟成が進み、富士のブレンド原酒に加わる予定。
多彩な香りと豊かな味わいへ進化してゆくこれからが楽しみなラインです。