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スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年の歴史、味、製造地について

■スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年はどんなウイスキー？

スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年は、スコットランド産のウイスキーです。
南部にあるキャンベルタウン地方で造られているため、このような名前が付けられています。
スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年の製造元は、スプリングバンク蒸溜所です。
ケイデンヘッドで有名なJ&Aミッチェル社のよるプロデュースによって、このスプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年が誕生しました。
口に含むと、バニラアイス、アップルマンゴー、ハチミツなどの風味がふわっと広がっていき、まるでフルーツカクテルを飲んでいるかのような味わいとなっています。
そのほかにも、シナモンやオレンジピールなども良いアクセントになっており、口当たりが良くて、飲みやすいと評判のウイスキーです。

■12種類のシングルモルトをブレンドして製造

スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年のアルコール度数は、46度となっており、少し強めの味わいです。
割合については、モルト原酒が60度、グレーン原酒が40度となっています。
12種類のシングルモルトが絶妙なバランスでブレンドされており、豊かな香りと味わいを楽しむことができます。
なお、このお酒に携わったプロダクション・ディレクターのフランク・マッカーディー氏は引退してしまったため、もう彼の新しいウイスキーを味わうことができなくなってしまいました。
全世界で6,000本だけしか生産されていない、とても貴重なスコッチ・ウイスキーです。

■スコットランド産のウイスキーの歴史

スコットランドは、古くからスコッチ・ウイスキーの産地として知られている国です。
スコットランドでいつからスコッチ・ウイスキーが造られるようになったのかについては諸説ありますが、12世紀から13世紀頃ではないかと考えられています
現在でもウイスキー生産が盛んで、有名な生産地としては、スペイサイド、ハイランド、キャンベルタウンなどがあります。
また、南部にあるローランド地方のウイスキーの産地として非常に有名です。

■キャンベルタウンのウイスキーの特徴

スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年の生産地は、スコットランドのキャンベルタウン地方です。
この地方で有名なウイスキーの銘柄としては、スプリングバンクのほかに、ロングロウ、グレンスコシアなどがあります。
キャンベルタウンで製造されているウイスキーの味は、少し塩気があるのが特徴です。
塩味だけでなく、ほのかに甘みもあり、塩辛と甘さが混ざった独特の風味のウイスキーが多くなっています。
キャンベルタウン地方は、キンタイア半島に位置するとても小さな港町です。
田園が広がり、自然豊かでのどかな街で、観光地としても人気があります。
キャンベルタウンの全体の人口は、わずか5,000人ほどしかいません。
小規模な街にもかかわらず、キャンベルタウン地方は古くからウイスキーの生産が盛んな地域で、世界のウイスキーの首都とも呼ばれていました。
全盛期には、30軒以上ものウイスキーの蒸溜所があったそうです。
しかし、徐々にウイスキー製造に携わる人たちが減少してしまい、現在ではわずか3軒の蒸溜所しか残っていません。
昔のように大量に生産はされていませんが、キャンベルタウン地方のウイスキーは、いまだに根強い人気があります。
このスプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年のように珍しくて、個性的な風味のウイスキーに惹かれる人も多く、ウイスキーファンにとっては注目の産地となっているのです。
ちなみに、ピーテッド麦芽を使用して造られるロングロウも、このキャンベルタウン地方で造られていました。
しかしながら、ロングロウを製造していた蒸溜所は、すでに閉鎖されてしまいました。
現在は、スプリングバンク キャンベルタウンロッホ 21年を製造したスプリングバンク蒸溜所が、ロングロウがその味を引き継いでいます。