menu list買取商品 - スプリングバンク ヘーゼルバーン 10年
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スプリングバンク ヘーゼルバーン 10年の高価買取致します
スプリングバンク ヘーゼルバーン 10年のご紹介
買取参考価格 | 5200円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | スプリングバンク蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | キャンベルタウン |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/46度 |
ヘーゼルバーン(HAZELBURN)は、ノンピート麦芽を使用してスプリングバンク蒸留所のバーボン樽にて、3回の熟成を重ねて造られたシングルモルトウイスキーです。
「ヘーゼルバーン」という名称は、1925年に閉鎖した蒸留所の名前で、「スプリングバンク蒸留所」がキャンベルタウンモルト復興を目指し、その名を冠して1997年に生産を行いました。
煮込んだ洋梨やキャラメルのような香りで、ハチミツの芳醇な甘味とオレンジピールのスパイシーな味わいが特徴です。
スプリングバンク ヘーゼルバーン 10年の歴史
【ヘーゼルバーン 10年の歴史】スプリングバーン蒸溜所が造る銘柄のロマンを知る
■モルトウイスキーとは
「モルト」は大麦麦芽を意味し、大麦麦芽のみを原料に使用したウイスキーのことを「モルトウイスキー」と呼びます。
その中でも「シングルモルト」と呼ばれる製法は、単一の蒸溜所で造られたウイスキーをボトリングしたものの呼称です。
■ヘーゼルバーンの概要
スプリングバンク蒸溜所が1997年から製造しているシングルモルトウイスキーの銘柄です。
ヘーゼルバーンの製法は、単一蒸溜所の原酒を使用するシングルモルトによって、ノンピート麦芽を使用した後、100%バーボン樽で3回熟成させて製造します。
これらの工程により、煮込んだ洋ナシやキャラメルのような香りと、ハチミツの芳醇な甘み、オレンジピールのスパイシーな風味を楽しめるのが特徴です。
「ヘーゼルバーン」の品名は、1925年に閉鎖した「ヘーゼルバーン蒸溜所」に由来しています。
■ヘーゼルバーン蒸溜所とは
ヘーゼルバーン蒸溜所は、当時キャンベルタウンで最も繁栄していた最大の蒸溜所で、ウイスキー産業を象徴する存在でもありました。
その存在を初めて確認できるのは1825年頃の記録ですが、それ以前からも操業を開始していた可能性があります。
アルフレッド・バーナードの著書「英国のウイスキー蒸溜所」(1887)によると、ヘーゼルバーンは17世紀に創立されたとの記述があり、長年操業してきた蒸溜所であることが読み取れます。
1845年頃にウイスキー産業が好景気になると、ヘーゼルバーン蒸溜所は設備を拡張し、当時のキャンベルタウン最大の蒸溜所となりました。
ヘーゼルバーン蒸溜所で造られたウイスキーは、キャンベルタウンからグラスゴーまで海上輸送して熟成され、ウイスキー愛好家に親しまれていたのです。
また、シングルモルトだけでなく、ブレンデッドスコッチウイスキーも製造するなどの展開も行っていました。
ヘーゼルバーンは、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝(たけつるまさたか)氏が、1920年に5ヶ月間の研修を行った蒸溜所としても知られています。
こうした背景からも、ヘーゼルバーン蒸溜所は、ウイスキーの本場スコットランドの伝統ある蒸溜所であったことが伺えます。
■キャンベルタウンの失われた蒸溜所たち
かつて栄華を極めた1880年代当時のキャンベルタウンの漁港には、20以上の蒸溜所が稼働しており、「ウイスキー・シティ」の構想が描かれていました。
1900年初頭には、ウイスキー、漁業、造船業の地域産業によって、スコットランド一人あたり所得が最も高い町にまで発展しています。
ところが、好調だったウイスキー産業は、第一次大戦後に衰退していきます。
1930年代半ばまでには、蒸溜所の数はたった2つにまで減少してしまいました。
この背景には、世界第一次大戦や増税、禁酒運動、大恐慌などの社会的要因に加えて、原料、燃料不足や輸送コストの増加など生産面での要因などが挙げられます。
2004年にはグレンガイル蒸溜所が復興し、ウイスキーの生産を再開しましたが、現在でもウイスキーを生産している蒸溜所は3つしかなく、ウイスキー産業の歴史あるキャンベルタウンは、観光中心の港町となっています。
スプリングバンク蒸溜所が、「ヘーゼルバーン」の名を冠したウイスキーを発売した背景には、キャンベルタウンモルト復興を目指す想いがあったのです。
■ウイスキーの産地
ウイスキーは、その産地と品質の特徴によって分類されており、かつては名産地として以下の4つが知られていました。
1ハイランド
2アイラ
3ローランド
4キャンベルタウン
その中でも、ハイランドに次ぐ規模を誇っていたのがキャンベルタウンでした。
最盛期と比べると、現在は規模が小さくなってしまったウイスキー産業ですが、その中でも粘り強く操業を続けているキャンベルタウンのスプリング蒸溜所が造る銘柄の一つに、失われたヘーゼルバーンの名が残されているのです。
現在知られている世界五大ウイスキーは、以下の生産地が知られています。
1日本
2アメリカ
3スコットランド
4カナダ
5アイルランド
かつてヘーゼルバーン蒸溜所を訪れ、技術を学んだ竹鶴政孝の功績によって独自に発展した日本のウイスキーも世界的に認められています。
長き歴史を経て、今なお愛され続けるウイスキーは、時代を駆け抜けた多くの人々の情熱によってつながれてきたお酒といえるでしょう。
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