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■香りやテイストの特徴

NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト21年ノンチルフィルタードは華やかで熟した果実香が楽しめ、深みのある豊かな樽熟成香と重厚なコクが魅力の21年以上熟成したモルト原酒だけを厳選してブレンドしたウイスキーで、リッチでエレガントな樽の甘さに、長期熟成で柔らかなモルト感が調和しているのが魅力です。
アルコール度数は48%と高めで、しっかりとした厚みのある芳醇な味わいを楽しむことができます。

■歴史を刻んできたNIKKA（ニッカ）を記念する数量限定品

NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト21年ノンチルフィルタードは、日本ウイスキーの伝統と文化を歴史とともに刻んできたNIKKA（ニッカ）の創業80周年を記念して、2014年に創業記念日である7月2日に発売されたものです。
この年はNIKKA（ニッカ）の80周年と創業者である竹鶴政孝の生誕120周年が重なった年で、創業記念日前から記念限定商品のキャンペーンが展開されていました。
NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト21年ノンチルフィルタードの発売は記念限定商品キャンペーンの第二弾にあたり、好評だった4月30日に国内向けに発売された1000本限定の竹鶴21年ピュアモルト ポートウッドフィニッシュに続く数量限定品です。
今回は3000本でしたが、直ぐに売り切れる人気を博しました。
同じ日に竹鶴政孝の妻リタの名前を冠したニッカ アップルブランデーリタ 30年も約1,000本の数量限定でリリースされるとともに、第一弾キャンペーンの後発としてヨーロッパ限定で約500本の竹鶴21年ピュアモルト マディラウッドフィニッシュも発売されました。
4種類の限定品は従来の竹鶴21年ピュアモルトのラベルに特別に「80th Anniversary Bottled in 2014」と刻まれており、記念にも残るボトルとなっています。

■製法へのこだわり

「竹鶴21年ピュアモルト ノンチルフィルタード」の名前に付されているノンチルフィルタードとはウイスキーの1つの製法を意味しています。
通常のウイスキーの壜詰めにあたっては、その前ににごりや澱の発生を防ぐ目的で冷却ろ過を行いますが、これをせずに壜詰めする製法です。
冷却ろ過が通常行われているのは、ウイスキーが低温になることで沈澱が生じないよう、一定のウイスキー成分を取り除くためです。
ですが、冷却ろ過を行わないことで、モルト原酒本来の味わいをよりリッチに楽しむことができるのです。
貯蔵年数が長いウイスキーほどモルト原酒に香味成分が溶け込んでいますが、壜詰めした後でこの香味成分が析出してにごりや澱が発生するリスクがあります。
そのために本来であれば壜詰め前に液温を低温にして、にごりや澱を生じさせる成分を強制的に溶出させてろ過してしまうのですが、あえて冷却することなく、常温でろ過を行ったのがノンチルフィルタード製法です。
冷却をしないことで、香味成分が豊富に残るため、原酒本来のよりふくらみのある香りや、しっかりと厚みのある味わいと複雑な香味を堪能できることでしょう。

■テイストのより詳しい特徴

NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト21年ノンチルフィルタードは、21年以上の熟成期間を経た豊かで深みがある樽熟成香と、熟した果実の香りが華やかに漂い、重厚なコクとの調和が生み出されています。
モルト由来の甘い香りと心地よいビート香が全体に膨らんで、ボディのしっかり感も味わえます。
しっかりと厚みのある芳醇な味わいが特徴で、オイリーさといってもいいコクと、ほのかなビターテイストが豊かな味わいを演出してくれます。
冷却ろ過を省いたことで生じる、よりリッチでエレガントな樽の甘さと柔らかなモルト感とのハーモニーに優れた至福の1杯を楽しめます。
コクのある余韻が楽しめ、穏やかにビート感が続き、ゆっくりと消えていく幸せな時間をもたらしてくれます。
期間限定、数量限定のウイスキーなので希少性も高いです。