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■NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト ノーマルの特徴

NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルトシリーズの原点となるノーマルは、創業者である竹鶴政孝の理念を受け継ぎ、日本人にとって飲みやすく芳香な香りとふくよかな味わいが楽しめるように研究しつくされて生み出されたウイスキーです。
NIKKA（ニッカ）が誇る国内2つの蒸留所のモルト原酒をブレンドすることで、単一の蒸留所から造られる個性的なシングルモルトウイスキーや、モルト原酒と穀物由来のグレーン原酒を合わせることで柔らかな口当たりになるブレンデッドウイスキーとは異なる、両者の魅力を融合させた個性的かつ飲みやすいピュアモルトウイスキーが誕生しました。
竹鶴ピュアモルトのノーマルのテイストは複雑ながらも華麗な風味で、口当たりはなめらか、爽やかな余韻が楽しめます。
香りは柔かなモルトの香りにバニラのような甘い樽熟成香が漂い、青リンゴや洋梨のようなフレッシュな果実香とアンズやグレープフルーツのような爽やかで甘酸っぱい香りも楽しめるため、ウイスキーが初めての女性でも、香りだけで酔いしれるような芳醇な香りが魅力です。
アルコール分は43%ながら、味わいもシルクのような口当たりと表現されるまろやかさがあり、バナナやオレンジのようなフルーティーさにライムのようなフレッシュで爽やかなテイストがたのしめるので、女性にも人気です。
後味はやわらかに酸味を感じられ、ややビターな余韻とキレの良さで食後の口直しにもピッタリです。

■主な受賞の歴史

NIKKA（ニッカ）竹鶴ピュアモルト ノーマルは国際的な品評会であるISC（インターナショナルスピリッツチャレンジ）において、2014年と2016年の二度にわたって金賞を受賞しています。

■歴史ある蒸留所で編み出されるピュアモルト

戦前の1918年、海外に行くのもまだ大変だった時代にNIKKA（ニッカ）の創業者である竹鶴政孝はウイスキーの本場であるスコットランドに渡り、単身で本格的なウイスキー造りを学び、日本でも本物のウイスキーを造りたいと熱い想いを持って帰国しました。
NIKKA（ニッカ）には竹鶴政孝がウイスキー造りの理想郷を求めて造り上げた、スコットランドの風土にも似た厳しくも清らかな北の大地に抱かれた余市蒸溜所と、さらなる理想を追い求めて築かれた穏やかな緑の峡谷に面した宮城峡蒸溜所があります。
気候や土地の違いでも個性の異なる原酒が生まれますが、2つの蒸留所では創業当時からの理念が脈々と受け継がれています。
それは、どんなに時代が進化してテクノロジーが発達しても、ウイスキーを造るのは人であるという理念です。
100年前にスコットランドに渡った竹鶴政孝を受け継ぐ人の技と情熱が美味しいウイスキーを追い求める原動力となり、ピュアモルトが生み出されました。

■場所だけでなく蒸留技術も異なる

蒸留所は場所や気候が異なるだけでなく、蒸留技術も異なっています。
余市蒸留所では創業当時から変わらぬ石炭直火蒸溜方式を用いています。
現代ではスコットランドでも珍しくなった方式ですが、竹鶴政孝が100年前に学んだ方法そのままの方式を今でも受け継ぎ、新しい方式に変えることなく利用されています。
熟練の職人技が求められ、長年の経験で培われたノウハウで温度が上がりす過ぎないよう石炭をくべ続けて、調整を繰り返しながらゆっくりと焚き、ゆっくりと蒸溜を続けることに高度な技が要します。
今の時代としては非効率といわれるほどに手間暇をかけて生み出される余市モルトは、香り高く力強いのが特徴です。
一方で、宮城峡蒸溜所ではスチーム間接蒸溜を採用し、石炭直火蒸溜より低温の約130℃でじっくりと蒸溜することで、華やかでフルーティーな香りでまろやかな味わいのモルトが生み出されます。
余市モルトとは対極の設備と手法で生み出される宮城峡モルトをヴァッティングして誕生したのが、飲みやすく華やかな12年ものの竹鶴ピュアモルト ノーマルなのです。