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スカイ島の自然から生まれたタリスカー ポートリー

■タリスカー ポートリーの歴史

タリスカー ポートリーの生みの親として知られているマカスキル兄弟をご存知でしょうか。
彼らは、タリスカー蒸溜所の創業者としても活躍し、ウイスキー製造に長年にわたり力を注ぎ続けてきました。
マカスキル兄弟のウイスキー造りは、フェイスカヴェイクに蒸溜所を構えることからスタートしました。
しかし、この計画はスムーズに成功したわけではありません。
さまざまな困難を乗り越え入念な計画のもと1830年に費用を費やし、タリスカー蒸溜所を創設することとなります。
その後のマカスキル兄弟のウイスキー造りは、とどまることを知らず多くの銘柄を世に送り出すことに成功しました。
彼らは、ただウイスキーを造るだけでなく、原料選びも一切妥協しません。
ブラジル産のウォッシュバックを使用するほかにも仕込み水にもこだわるなど、上質なウイスキーを誕生させるために原料を厳選しました。
また、蒸溜回数をあえて2回蒸溜にし、香りを活かしたウイスキーを造り出したのもマカスキル兄弟の大きなこだわりです。
彼らが生み出したタリスカーの製造法は、現代にも伝統的なノウハウとして語り継がれています。
ウォッシュスチルとスピリットスチルの計5基を使用し、後継者が移り変わっても昔ながらの手法を駆使してウイスキー造りが続けられています。

■タリスカー ポートリーの特徴

タリスカー ポートリーを造るうえでの最も大きなこだわりとして挙げられるのが熟成樽ではないでしょうか。
香り豊かなウイスキーに仕上げるためにバーボン樽だけでなく、ポートワイン樽を使用しています。
2つの樽を使用し長期間にわたりじっくりと熟成させることで味わいと香りをたっぷりと堪能できる上質なウイスキーが誕生しました。
タリスカーの特徴としてスパイシーさが挙げられますが、特有の味わいと香りを感じられるのはもちろん、イチゴやリンゴといった甘酸っぱさも同時に堪能できるのも魅力です。
マカスキル兄弟の情熱がふんだんに盛り込まれた逸品となっており、タリスカーの味わいや香りを存分に楽しみたいのであればタリスカー ポートリーをチョイスすることは外せません。

■スカイ島唯一の蒸溜所

タリスカー ポートリーは、スコットランドにあるスカイ島唯一の蒸溜所で製造されました。
海に囲まれた自然豊かな地に蒸溜所が建てられており、潮の香りを感じることができるとウイスキー好きからも評判です。
タリスカーで大切に育てられた原酒をたっぷりと使用しているだけでなく、ポートワインの樽で熟成されているのも上質なウイスキーを造り出す秘訣といえるでしょう。
タリスカー蒸溜所は、1830年に設立され、古ノルド語で「傾いた大岩」を意味しています。
現在でもタリスカー蒸溜所は堂々と建っており、観光地としても愛されています。
マカスキル兄弟の熱い情熱と信念がタリスカー ポートリーにも込められているといっても過言ではありません。
細かな製造法は時を超えても変わらず続けられています。
タリスカーの個性的で上品な味わいを守るために、現代においても職人たちのウイスキー造りは昔も今も変わらず継続されているのです。
タリスカーの製造工程は、大麦の発芽に数日間を要するのも特徴です。
3日ほどじっくりと水に漬けて発芽させた後は大麦を熟成させ、ミルにかけマッシュタンに移した後、糖化させます。
発酵や蒸溜においても時間や手間をかけ、一つひとつの工程を丁寧に行うことを怠りません。
瓶詰めした後は、長い年月をかけて熟成し、満足度の高い味わいと香りを楽しめるタリスカー ポートリーが生まれます。
たっぷりと時間をかけて丁寧に造られた逸品となっており、圧倒的な旨さと長い余韻を楽しめます。
フルーティーな甘さだけでなく、スモーキーさを同時に感じられ、長期間熟成された分、風味を失うこともありません。
雄大な自然に囲まれたタリスカー蒸溜所で生まれたタリスカー ポートリーは、多くの人に癒しと感動を与えてくれることでしょう。