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「サントリーウイスキー トリス エクストラ」とは？　その味やクラシックとの違いなど


■「サントリーウイスキー トリス エクストラ」とは？

「サントリーウイスキー トリス エクストラ」は、「トリスウイスキー」というブランドのお酒です。
2010年にトリスウイスキーのラインナップに加わりました。
「トリスウイスキー」とは、日本のブレンデッドウイスキー（モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしたウイスキー）のブランドの一つです。
サントリースピリッツ株式会社が製造し、サントリー酒類株式会社が販売しています。
「サントリーウイスキー トリス エクストラ」はアルコール度数40％で、原産国名は日本、原材料・成分はモルト、グレーンで、お酒の製法はブレンデッドとなります。
パーティーなどのイベントやお祝いのときによく楽しまれるお酒として、多くのウイスキー好きに愛されています。
また、パッケージはサントリーのトリスウイスキーの広告キャラクター「アンクルトリス（トリスおじさん）」のイラストが描かれた従来のデザインをベースにしながら、よりカジュアルで親しみを込めたデザインにアレンジしてあります。

■「サントリーウイスキー トリス エクストラ」の味は？

「サントリーウイスキー トリス エクストラ」の味は、バーボン樽原酒を加えることで、爽やかな香りが特徴的な、まろやかかつ軽やかな味わいになっています。
「トリス クラシック」というアルコール度数37％のトリスウイスキーに比べると、「サントリーウイスキー トリス エクストラ」は度数が40％と少し高く刺激も強めです。
その分、口に含むと全体的に強い甘味と華やかさが広がり、奥にわずかなシェリー樽特有のフルーティな香り（爽やかな青りんごのような風味）が感じられます。
後味としてシェリー樽から来るレーズンの味が優しく広がり、最後はオークのようなウッディな余韻とともに喉に消えていくといった味の流れが楽しめます。
風味が薄いと感じる方は、ストレートやロックよりはソーダ水やジンジャエールで割ってハイボールとして飲んだり、レモンを入れたりするのがおすすめです。

■「トリス エクストラ」と「トリス クラシック」の味の違いは？

上記の通り、「サントリーウイスキー トリス エクストラ」は軽やかですっきりとした爽やかな味わいが特徴であるのに対し、「トリス クラシック」は丸みのある甘く滑らかな味わいが特徴となっています。
ウイスキーらしい味わいや香りが感じられ、ロックや水割りでも飲みやすいです。
もちろんハイボールでも楽しめ、アルコール度数も37度とエクストラよりは弱めなので、少し濃いめに作ってもおいしく味わえるでしょう。

■「サントリーウイスキー トリス エクストラ」に加えてある「バーボン樽原酒」とは？
バーボン樽とは、バーボンウイスキーを貯蔵するときに使う木樽のことです。
バーボンウイスキーは世界5大ウイスキーの一つで、アメリカンウイスキーの代表格でもあります。
主原料はトウモロコシで、主にアメリカのケンタッキー州で製造されています。
「サントリーウイスキー トリス エクストラ」で最後に感じられる「オークのようなウッディな余韻」の理由は、このバーボン樽から作られたバーボンウイスキーの原種が入っているからです。
樽の素材にはアメリカンオークという木材が使われています。
このオーク由来のフルーティな香りや、樽内を焦がす「チャーリング」によるバニラのような風味、バーボン特有の甘味が「サントリーウイスキー トリス エクストラ」にまろやかで癖の少ない味わいを与えているのです。
また、樽内を焼いて焦がす「チャーリング」という工程は、バーボン樽を使用するときになくてはならないものとして、アメリカの法律で決められているほどでもあります。
チャーリングする理由は、樽の内部を焼くことで樽の木材に含まれている成分が溶け出しやすくなり、ウイスキーの熟成効果が高まるためです。
これにより、燻製のようなスモーキーな風味とバニラのような甘く濃厚な香りが生まれます。
「サントリーウイスキー トリス エクストラ」では、このチャーリングを施したバーボン樽から製造された「バーボン樽原酒」を加えることで、その味わいを完成させています。