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なかなか手に入りにくい月の中 亀 壺入り 25度

■手に入りにくい限定の逸品
月の中 亀 壺入り 25度は宮崎県西都市の家族経営の蔵元である岩倉酒造場の代表銘柄である「月の中」を3年かけてじっくり熟成させた貯蔵酒で、年1回だけ出荷される限定品です。
岩倉酒造場がある地域に月中というこの地名があることから、地域に根差した地域プライドを象徴するお酒として名付けられた銘柄です。
原料はサツマイモの黄金千貫と白麹を使用し、常圧蒸留法で製造され、時を費やすことで丸みが高まった珠玉の甕焼酎となっています。
1品ずつ壺に詰めて貯蔵し、壺ごと販売されるという、焼酎好きにはこの上なく魅力的な芋焼酎となっています。
家族経営のため、もともとの生産量が限られるうえ、3年貯蔵される量も少ないので、流通量はごくわずかです。
そのため、ごくわずかの選ばれし酒店にしか入荷しません。
入荷量が極めて少ない大変貴重な限定酒であるため、ほとんどの酒店でオンラインショップも含め、1人1本限りで販売されています。
1世帯1本として、申込者が違っても、同住所への注文はキャンセルされてしまうほどで、しかもすぐに完売してしまうので、見つけたら早めの購入がおすすめです。
とにかくやわらかくてきめ細やか、マイルドな味わいは芋焼酎が苦手な方や女性にもおすすめです。
芋焼酎特有の尖った味わいは感じられず、蒸かした芋のような香りと、ほんのり甘みが感じられ、どこかホッとする味わいです。

■岩倉酒造場の歴史とこだわり
宮崎県西都市にある岩倉酒造場の創業の歴史は古く、約160年前から焼酎造りを手掛けてきました。
創業当時は杜氏も雇って地元の原料を使っての芋焼酎づくりを行っていましたが、4代目となる当代の岩倉幸雄さんが受け継いだ時には夫婦2人だけで焼酎造りをしていました。
たった2人での焼酎造りはとても大変と思われますが、それでもやめなかったのは、伝統を受け継ぐプライドと責任、岩倉酒造場の味を絶やしたくないという熱意が伺いしれます。
現在のような焼酎ブームが巻き起こる前は、実際に経営が厳しい時期もありました。
それでも操業を停止することはなく、他社と差別化するために、その当時はまだ珍しかった25度焼酎を奥さまが考案し、新たにデザインした新瓶での瓶詰めを発案するなど、女性ならではの豊かな発想とご主人を支えたいという強い気持ちに基づく地道な作業で蔵を支えてきたのです。
そんなご両親の熱意が伝わったのか、今では県外に出ていた息子さんと娘さんも戻ってきて、親子揃って4人での家族経営となりました。
アットホームな環境ながらも、焼酎造りへの妥協は一切ありません。
岩倉酒造場の焼酎造りのモットーは、すべてのプロセスにおいて一切手を抜かないことです。
4人がすべて責任を持ち、焼酎を楽しみにしているお客さまの想いを受け止め、心を込めて焼酎造りに励んでいます。
自分の子どもを育てるように焼酎を造ることで、味わい深くも、どこかやさしい雰囲気の漂う飲み心地良い焼酎に仕上がるのです。

■心を込めて焼酎を直接届けたい
岩倉酒造場のこだわりは、造り方だけにはとどまりません。
小規模で少量生産にとどまるという点もありますが、卸問屋は通さず、信頼できる販売店への直接卸をメインとしています。
岩倉酒造場では量ではなく品質を何より大切にして芋焼酎造りに取り組んでいるため、それを理解してくれ、家族4人の想いを直接伝えることができるルートでしか販売したくないというこだわりがあります。
心が通じる販売がしたいという販売方針は、昔からずっと変わることがありません。
今のような焼酎ブームや地酒ブームがなく、経営が苦しかった時期には社長自ら歩いて、販売店を開拓して回ったこともありました。
そのため、現在、主流となっている販売店は、その当時から20年来のお付き合いをしている酒店が少なくありません。
岩倉酒造場の想いも熱意も、焼酎の造り方や味わいまで、すべてを理解した信頼の酒店で売られているので、購入者も安心して手に入れることができます。