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なめらかかつ軽やかで甘さが魅力のウイスキーショップWシングルグレーン知多NO.4

■ウイスキーショップWシングルグレーン知多NO.4WSO-004

サントリーのアンテナショップとして知られる、ウイスキーショップW.シングルグレーン知多NO.4WSO-004は2012年12月6日に数量限定で販売されたオリジナルシングルグレーンウイスキーです。
これまでにもウイスキーショップW.で発売されてきたオリジナルウイスキーの第4弾にあたります。
チーフブレンダーである福與伸二氏が原酒を厳選したものであり、今回は知多蒸溜所のグレーン原酒のうちクリーンタイプを中心としてシェリー樽で長期熟成されたものなど複数のタイプの原酒を厳選したシングルグレーンウイスキーとなります。
カラーは琥珀色、香りはミントチョコレートとカカオに甘い樽の香りがします。
味わいはなめらかで軽快な味わいと穀物やハチミツを思わせるような甘さが魅力です。
そして余韻はスッキリしたキレがありながらも長期熟成した樽由来の甘い香味も兼ね備えたボトルです。
ストレートやハイボールでも良いですが、おすすめの飲み方は冷たい水割りであるとされています。
パッケージは黒にシルバーのW.ロゴが入ったスタイリッシュかつクールな化粧箱に入っており、飲み方や商品の特徴について書かれたリーフレットがボトルにかけられています。
ウイスキーショップW.で販売されたのはもちろんのこと、サントリーオンラインショップE-liquorでも同時にリリースされました。

■グレーンウイスキーとは

ウイスキーの種類には、大麦麦芽だけを原料として単式蒸溜器で蒸溜して造られるモルトウイスキーとトウモロコシなどの雑穀を原料として連続式蒸溜器で蒸溜して造るグレーンウイスキーがあります。
さらに知多の場合、一つの蒸溜所で造られるグレーンウイスキーであることからシングルグレーンウイスキーと言われているのです。
グレーン原酒はブレンデッドウイスキーを造る過程でモルト原酒の個性を引き立ててなめらかかつ複雑な味わいを作る基盤となる役割を果たしています。
知多のシングルグレーンウイスキーは、軽やかでありながら複雑な味わいを実現しており、知多が製造される知多蒸溜所で生み出されたシングルグレーンウイスキーは、サイレントスピリッツともいわれ、和食でいう出汁のような役割を担っています。

■ウイスキーショップW.の歴史

ウイスキーショップW.は2010年9月に大阪市北区堂島浜にあるサントリービル1Fに構えられたサントリーホールディングスのサントリーウイスキーのアンテナショップです。
サントリーの国産・輸入ウイスキーを常時100種類以上備えた「気軽に、楽しく、奥深く」をコンセプトに提供しているお店でした。
しかし、2016年3月にすでに閉店しているため、ウイスキーショップW.でリリースされたオリジナルウイスキーは大変希少価値の高いウイスキーとしてコアなファンからも愛されています。

■知多蒸溜所について

サントリーには国内に山崎や白州と蒸溜所を構えていますが、グレーンウイスキー、スピリッツの生産工場として愛知県知多市北浜町に知多蒸溜所を構えています。
トウモロコシを原料とするサントリーウイスキー・知多の原酒、「響」「角瓶」といったサントリーウイスキーにブレンドされるグレーンウイスキーの生産が行われています。
さまざまなウイスキーの味わいに対応するために複数タイプのウイスキー原酒を作り分けしている貴重な蒸溜所としても世界で知られているのです。
蒸溜の工程では発酵もろみを連続式蒸溜器で蒸溜しています。
使用する塔の数によりタイプの異なる3種類のウイスキー原酒を作り分けされており、知多蒸溜所には貯蔵設備がないため、原酒はサントリーの貯蔵庫へ送られて貯蔵されているのです。
また、知多蒸溜所では蒸溜の過程で出た副産物を燃料に再利用することや一同使用した蒸気を回収して再利用するなど、環境への取り組みも積極的に行われている蒸溜所になります。