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特長のあるモルト原酒を使用したウイスキー・ショップW限定ボトルの山崎

■通常より高温で乾燥させたショップ限定品

「ウイスキーショップW シングルモルト 山崎 NO.7 WSO－007」はサントリーの直営店「WHISKY SHOP W.（ウイスキーショップ ダブリュー）」で発売された、ショップ限定のオリジナルボトルです。
「ウイスキーショップW シングルモルトウイスキー 山崎 NO.7 WSO－007」で使用されているモルト原酒は、山崎蒸溜所で育まれた数あるモルト原酒の中でも、通常より高い温度で乾燥させた麦芽となっているのが特長です。
その麦芽を使用して丁寧に熟成させた「ウイスキーショップW シングルモルト 山崎 NO.7 WSO－007」は、淡い黄金色を称えた美しいシングルモルト・ウイスキーに仕上がりました。
トップノートは香ばしくて爽やかさが感じられ、ほうじ茶やブラウンビスケットのような香ばしさが漂う香りを楽しむことができます。
またほのかに甘いテイストに、さらりとしたなめらかでキレのある味わいの両方が楽しめる点も魅力です。
淡い色合いと爽やかな香りは一瞬「白州」を思わせますが、豊かでコクのある香りをじっくりと嗅げば山崎の個性を表しているのがわかることでしょう。
シャープで切れ味の良いスパイシーさの中に、じんわりとした砂糖の甘さが感じられるところは、通常より高温で乾燥させて生まれた味わいを生み出したからにほかりません。
まさに「ウイスキー・ショップW」の限定オリジナルボトルにふさわしい、銘酒の山崎となっています。

■惜しまれつつ閉店となったウイスキー・ショップW

2010年9月8日に大阪堂島のサントリー本社ビル1階にオープンした「WHISKY SHOP W.（ウイスキーショップ ダブリュー）」は、ウイスキーを身近に感じてもらい、かつウイスキーの魅力を多くの人に知っていただきたいとの想いから生まれサントリーの直営ショップでした。
サントリーの数あるウイスキーはもちろん、ウイスキー・ショップWでしか買えない限定オリジナルボトル、さらには世界各地の有名ウイスキーが常時100種類以上揃うとあって、多くのウイスキーファンを魅力したものです。
落ち着いたリビングを模した店内ではテイスティングも楽しめ、ウイスキーに合ったおつまみをウイスキーに詳しいスタッフがチョイスしてくれるとして人気がありました。
ウイスキーのおつまみといえばチーズや燻製品がメジャーですが、ウイスキー・ショップWではチョコレートやドライフルーツなどもチョイスし、ウイスキーのおいしさを引き立たせるおすすめの組み合わせも伝授していました。
そんなウイスキー・ショップWが閉店となったのは2016年3月31日のことで、わずか5年という短い間の営業に幕を閉じています。
閉店が近づくにつれて遠くからショップを訪れる人も増え、わざわざ有給休暇を取って訪れる人もいたほどです。
「ウイスキーショップW シングルモルト 山崎 NO.7 WSO－007」のようにここでしか購入できない商品や、ショップでしか飲めないウイスキーも多かったことから、閉店を惜しむ声が数多く聞かれました。
最後まで多くのウイスキーファンに愛されたウイスキー・ショップWは、2016年3月31日に静かに最後の瞬間を迎えました。

■ウイスキー・ショップWの歴史を振り返る銘酒たち

2010年9月8日オープンに伴って「WHISKY SHOP W.（ウイスキーショップ ダブリュー）」では、2本の開店記念オリジナルボトルを販売しました。
1本は「開店記念 シングルカスク山崎1997」で、もう1本は「開店記念 シングルカスク白州1997」です。
「開店記念 シングルカスク山崎1997」は1997年に蒸溜した山崎を、2010年にボトリングし、9月8日には即日完売となりました。
カスクタイプはシェリーシングルカスクで、アルコール度数が61%と高めです。
一方の「開店記念 シングルカスク白州1997」も1997年に蒸溜した白州を2010年に瓶詰めし、9月8日のみの発売で即日完売した商品です。
カスクタイプはホグスヘッドシングルカスクで、アルコール度数は56%と若干低めの仕上がりでした。
「ウイスキーショップW シングルモルト 山崎 NO.7 WSO－007」は2014年11月に3,000本限定で発売され、300ml入り3,000円と高額ながらも好評な売れ行きを見せました。
アルコール度数は43%とウイスキー初心者にも飲みやすかったことも、人気の要因になったと考えられます。
そのほかにも「ウイスキー・ショップW」では、数ーの銘酒を世に送り出して行きました。