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毎年発売を楽しみにする人が多い人気の夏季限定酒

■発売を待ちわびる人が多い菊姫の夏の風物詩
菊姫の夏と言えば夏季限定の純米酒というファンも多く、毎年7月には菊姫 純米酒 山廃純米呑切原酒 1800ml 夏季限定が発売されます。
冷蔵庫で冷やせば原酒ならではのおいしさが味わえ、ロックやソーダ割りにすれば夏ならではの味わいが楽しめます。
ミルクキャンディや練乳を思わせるようなやさしくて甘い香りを放ち、なおかつしっかりとした酸味が利いているのが特徴です。
甘辛度は辛口ながらも味にはふくよかな厚みがあるため、軽快な口当たりとしっかりとした飲み応えの両方が楽しめるのも魅力となっています。
兵庫県三木市吉川町・特A地区産の山田錦を原料米に山廃酒母で醸造し、70％まで精米していますので、味と品質の良さは折り紙付きです。
1年未満の熟成で出荷しているため荒々しさが残るものの、原料米の旨味が凝縮された逸品に仕上がっています。
アルコール度数は19度から20度未満と若干高めですが、それもおいしいロックやハイボールがいただける菊姫 純米酒 山廃純米呑切原酒 1800ml夏季限定商品ならではの楽しみです。
日本酒にあまりなじみがないという人も、ハイボールにした菊姫 純米酒 山廃純米呑切原酒 1800mlをいただけば、これまでの日本酒に対する概念が覆されるに違いありません。

■16世紀設立の酒造メーカー
1570年頃に創業した菊姫合資会社は、現在では石川県白山市にて日本酒などの製造・販売を行っています。
1570年と言えば16世紀にあたり、その当時日本で設立された企業として菊姫の名前を見つけることができます。
「旨い酒なら灘の酒」と言われるほど、日本酒好きの間で知らない人はいない日本酒の老舗蔵元である剣菱酒造や、同じく米どころであり酒どころの兵庫県に本社を置く小西酒造も16世紀に創業した清酒メーカーです。
ほかにも16世紀に創業した一流企業は多く、寝具の昭和西川や調味料を主に取り扱うヒガシマル醤油、線香の製造販売を手掛ける日本香堂など名だたる企業が名を連ねます。
その中で菊姫も全量自家精米している酒造メーカーとして紹介されており、「精米を他所に頼むようなら、酒造りを止めろ」という家訓があることも取り上げられています。
加賀菊酒（かがきくさけ）本舗の菊姫は、2005年（平成17年）に石川県白山市の「白山菊酒（はくさんきくさけ）」の1つとして、日本で初めて原産地表示の認定を受けました。
米の旨味がしっかり感じられる酒であること、そして一口飲んで違いがわかる酒造りを続け、決して時代の流行り廃りに流されることなく伝統を守ってきた歴史を感じ取ることができます。

■酒本来の特性を生かす菊姫の酒造り
日本酒好きな人は味や香りと同じくらい、色の違いにも敏感です。
日本酒をあまり飲まない人にとって、日本酒は無色透明なものというイメージがあると思われますが、日本酒には本来色が付いているのが自然です。
ですので日本酒を注いだ時に少し黄色味を帯びているのを発見して驚くことがあっても、お酒を製造する過程でろ過されていない証拠と言えます。
菊姫はおいしいものには独特の色があると考えており、生きた日本酒に色がないのはせっかくの個性を台無しにしてしまうというのが持論です。
あくまでもお酒の個性を生かしていくことを大切にしている菊姫では、お酒をろ過して無色透明にすることはしていません。
ろ過することを通称色抜きと呼んでおり、一見すると色が透き通っているほど良いお酒と思われがちです。
しかしこの色抜きを行うと、日本酒が本来持っている独特の香りや旨味成分が一緒に失われてしまうという大変残念な結果になってしまいます。
菊姫では酒は生き物と捉えていることから、酒がもともと持っている味や色を損なわずに生かしていきたいと考えています。
本当に旨い酒は味や色のバランスが取れているものというのが理念ですので、おいしさをとことんまで追求した菊姫の酒はほんのり黄金色をしているのが特徴です。
この黄金色こそが菊姫の旨い酒造りに対する自信と誇りを表しています。