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■数量限定のウイスキー
サントリーシングルモルト山崎 バーボンバレル ２０１１は2011年10月25日（火）より、希望小売価格9,000円で数量限定で発売されました。
サントリー酒類株式会社では2011年に4つの限定シングルモルトを、いずれも数量限定で発売しています。
毎月1種類ずつリリースしていくというユニークな試みで、全国のウイスキーファンが毎月の発売を楽しみにするなど話題を集めました。
2011年8月に山崎シェリーカスクを発売し、9月には山崎パンチョン、そして、10月に山崎バーボンバレルを発売し、その後、11月に山崎ミズナラが発売され、それぞれ異なる樽で熟成されたシングルモルトの味わいや香味の違いを楽しむことができます。
山﨑ブランドのウイスキーの歴史は、戦前の大正時代1923年にまでさかのぼります。
この年に京都の山﨑という地に山﨑蒸留所が開設され、日本人の口や五感に合うジャパニーズウイスキーの製造が開始されました。
山﨑の名称を冠するウイスキーが発売されたのは、山﨑蒸留所でウイスキー造りが始まって60年の時を経た1984年のことで、60周年を記念して新たなブランドが生み出されたのです。
山崎は瞬く間に日本を代表するシングルモルトウイスキーとして成長し、国内はもちろん、今では世界の名だたる品評会でも賞に選ばれ、世界で愛されるまでになっています。
こうした人気を受けて、2009年から2010年に熟成樽が異なる4種類のシングルモルトを数量限定で発売したところ、大好評を博して瞬く間に完売したため、2012年の限定販売はまた飲みたいというファンからの期待を受けて再販されたものです。
4種類の共通の特徴としてはアルコール度数が48度と高めで、熟成されたシングルモルトを十分に堪能できる点、そして、熟成樽の香味の違いを比較しやすいよう、ノンチル・フィルタード製法を採用して冷却ろ過を施していない点が挙げられます。

■味わいの特徴
サントリーシングルモルト山崎 バーボンバレル ２０１１は北米産のホワイトオークを用いたバーボンバレル樽で熟成させており、その中でも厳選したモルト原酒だけを丁寧にヴァッティングしているものです。
10年以上の熟成原酒を中心に、17年以上の長熟原酒を絶妙のバランスでヴァッティングさせることで、熟成された樽香がプラスされた仕上げになっています。
色は少し赤みがかった黄金色をしており、美しい輝きを放ちます。
立ち上る香りは甘やかなバニラや蜂蜜を彷彿させるので、食後にチョコレートやドライフルーツなどと合わせたり、アイスクリームに少したらして頂くのも乙です。
ウイスキー初心者の女性にも親しみやすい香りと、幸せを感じる甘やかさが魅力のウイスキーです。
山﨑蒸留所は清らかな名水に恵まれた湿潤な気候で、この環境の中で熟成されたモルト原酒は、ふくらみのある甘みのある味わいと心地よく伸びる余韻が生み出されるのが特徴です。

■味わい方や楽しみ方
4つの限定モルトが毎月登場したので、やはり4つのテイストを比較したいところです。
まずはストレートで、ボトルをあけた時やグラスに入れた時に立ち上る芳香に酔いしれ、グラスに入れたときの美しく輝く色を楽しみましょう。
口に含んで蜂蜜やバニラの芳香と甘みのあるふくやかな味を楽しみ、長く続く余韻に気持ちを解放してリラックスします。
続いては少しずつ加水しての水割りや、大きめの氷で少しずつ味わいが変わっていくロックで楽しむのがおすすめです。
マリアージュは同じ香りや味わいのものとマッチしやすい傾向があるので、蜂蜜ボンボンのチョコレートやバニラアイス、甘みと香りのあるデーツなどのドライフルーツがおすすめです。
食後のデザート酒としても楽しめますし、寝る前のリラックスタイムにも豊かな時間をもたらしてくれます。
リア充をしたいときの1杯として、1日の疲れも吹き飛ぶサントリーシングルモルト山崎 バーボンバレル ２０１１を選んでみましょう。