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■数量限定で待望の再販
サントリーシングルモルト山崎 パンチョンシリーズは2009年10月27日（火）に初めて登場し、創業当時と同じスパニッシュオーク製のシェリー樽で熟成された山崎シェリーカスクに続いて、多彩な原酒づくりを訴求するシリーズの第2弾として限定発売されたものです。
サントリーシングルモルト山崎 パンチョン ２０１１は2009年に発売した限定品の再販を望む多くの声を受け、再販されるに至った大人気商品です。
2011年9月27日（火）より、希望小売価格9,000円で国内向けに限定発売されるとともに、世界で待ち望むジャパニーズウイスキーファン向けにも数量限定で発売されています。
2009年は山﨑のブランドが1984年に誕生してから25周年目にあたったため、その記念として2009年から2010年にかけてサントリー酒類株式会社では、山﨑を構成するモルト原酒を樽ごとにリリースするという、特別な企画販売を行いました。
それぞれの限定商品が大好評のうちに完売し、次回の販売を待ち望む声が多数寄せられました。
そこで、サントリーでは2011年の8月から4か月にわたり、25周年記念で限定販売した4種のシングルモルトを1つずつ再販することを決定したのです。
1923年開設の山﨑蒸留所の原点となるスパニッシュオーク製のシェリー樽から生み出される山崎シェリーカスクが8月に発売されたのを皮切りに、9月に山崎パンチョンサントリーシングルモルト山崎 パンチョン ２０１１、10月に山崎バーボンバレル、そして11月に山﨑ミズナラが発売されています。

■味わいや製造の特徴
サントリーシングルモルト山崎 パンチョン ２０１１は、10年から15年の時間をかけてパンチョン樽で寝かせた原酒で造られています。
パンチョン樽とはサイズや形状が様々あるウイスキー樽の中でも大型の樽で、容量が480Lとなっています。
大きな樽では積められた原酒が樽の素材と触れ合うまでに時間がかかるため、熟成がゆっくり進むとともに、しっかりした樽香が育まれます。
サントリーシングルモルト山崎 パンチョン ２０１１に用いられるバンチョン樽は北米産のホワイトオーク材で造られています。
ホワイトオーク製のバンチョン樽で長期間にわたって寝かせた原酒はバニラやココナッツのような甘みのある癒しの香りが漂い、穀物のような香ばしくふっくらとした甘い風味が感じられるのが特徴です。
驚くべきは北米産のホワイトオークを使ったバンチョン樽も、全てサントリーの自社製であることです。
しかも、ウイスキー造りの職人やブレンダーがわざわざアメリカまで足を運んで、樽材となる木材を厳選したうえで、日本にある自社の製樽工場で１つ１つ丁寧に造られています。
樽づくりからブレンダーの意向やこだわりを反映できるため、より個性的で山﨑蒸留所でしか出せない味わい深さや香りを醸成することができます。
世界的に見ても自社で製樽工場を持って手作りしている蒸留所は極めて珍しく、サントリーのジャパニーズウイスキー造りに対するこだわりが感じられます。
樽材選びから樽づくりを経て、長き熟成期間を経て、職人から職人へと時を経て受け継がれてきた想いと伝統が詰まったサントリーシングルモルト山崎 パンチョン ２０１１は、ボトルをあけるとホワイトオーク由来の華やかな樽熟香がふんわりと漂い、甘やかなバニラのような心地よい香りに包みこまれます。
グラスに注げば透き通るようなキレイな黄金色で、口に含むと適度な甘みが感じられ、スッキリと飲みやすいのも魅力です。
余韻はとても爽やかであり、ウイスキーの香味を鮮やかにインパクトさせてくれるでしょう。
爽快な飲み心地ながらもアルコール度数は48度と飲み応えも十分です。
樽の違いによる風味やテイストの違いを楽しむ目的をモットーに発売された銘柄ですので、飲みやすい水割りやロックではなく、まずはストレートでじっくりと味わいたいものです。