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■希少な数量限定品
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６は2016年2月2日（火）に日本国内でわずか1,500本限定で発売されたウイスキーです。
アルコール度数48%、1ボトル700mlでメーカー希望小売価格は38,880円で発売されました。
限定発売数1,500本のほか、サントリーのホームページを通じて200本限定の抽選販売が行われています。
1,500本は一般消費者向けの販売だけでなく、バーや飲食店などで提供されるために仕入れられるものも含めての本数なので、実際に消費者の手に渡った本数は極めて限定的といえます。
あとはラッキーにも抽選にあたった200人の方の手に渡っただけの、とても貴重性のあるシェリー樽で熟成させた限定シングルモルトとなっています。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６はシェリー樽だけで熟成されたモルト原酒の香味と、長年の熟成による深い熟成感、濃厚ながらも円やかかさを併せ持った複雑な味わいを楽しめるもので、グラスに注いだ時の深紅の輝きも美しく見た目にも楽しませてくれる華やかさを持つ逸品となっています。

■特徴と味わい
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６は熟成度を深めたシェリー樽熟成モルト原酒だけを厳選したうえで、ベテランのブレンダーが丁寧かつ繊細な技でヴァッティングを重ねた稀少な商品となっています。
スパニッシュオークのシェリー樽はホワイトオーク製の樽に比べると、タンニンなどの色素を持つ成分が多く溶出される仕様となっています。
そのため、熟成させることで強い赤味で色づき、濃厚な果実香を奏でるモルトが育まれるのが特徴です。
スタンダードの山﨑では山﨑蒸留所で熟成された多彩な樽のなかから、ブレンダーがブレンドを施して生み出されますが、サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６はシェリー樽原酒のみで仕上げられており、山崎を構成する重要な原酒の1つであるシェリー原酒の奥深い味わいが堪能できるのが魅力です。
山﨑シェリーカスクは2009年ごろから限定販売が始まっており、中でも山崎シェリーカスク2013はウイスキーの聖書と呼ばれるイギリスで有名なランキング情報誌である「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」において、世界最高のウイスキーに選ばれています。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６には、世界一に輝いた山崎シェリーカスク2013をさらに２年熟成させた原酒をベースにおき、そこに25年以上の長期熟成させたごく稀少なモルトを組み合わる非常に貴重な秀逸品として仕上げられています。
深い熟成感のなかにも円やかさと豊かな芳醇さが堪能でき、シェリー樽に由来する甘みと酸味のバランスの良さと凝縮された奥深い果実香が楽しめます。
甘さと酸味、果実香を擁したふくよかで奥深い香味。
芳醇で複雑な味わいを封じ込めたボトルはこだわりの職人の想いを表現するべく、ベテランの紙すき職人の匠の手で一枚一枚漉きあげた越前和紙のラベルがあしらわれています。
ボトルをあけてグラスに注げば、濃い茶褐色の美しい輝きを楽しめ、レーズンやココア、ドライトマトやグローブのようなスパイシーで甘酸っぱい香りが漂ってきます。
口に含めばヘーゼルナッツチョコレートを思わせるような甘酸っぱくて深くの高菜味わいが楽しめます。
ほろ苦さとほのかな酸味を感じる、長い余韻も楽しめ、スッキリとした後味も魅力です。

■創業者の想いを受け継ぐ伝統のウイスキー
サントリー創業者である鳥井信治郎は、日本初のウイスキーづくりにチャレンジするべく1923年に名水が湧き出る京都郊外の湿潤な山﨑の地に山崎蒸溜所を開設しました。
翌年の秋には和製蒸溜釜で蒸溜した待望のニューポットが樽詰めされ、それ以来、製造工程での悪戦苦闘や戦争などの時代にもほんろうされながらも、日本人の繊細な味覚にマッチしたジャパニーズウイスキーを数多く生み出してきました。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６は1923年という約100年近くも前に遡る山崎蒸溜所の開設当初から使用している樽と同じ、スパニッシュオーク製のシェリー樽を用いた、山﨑の伝統を表現する1本ともいえるでしょう。