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■世界最高のウイスキーに選出
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１３はウイスキーのバイブルと評される、スコッチウイスキーの故郷であるイギリスで有名なウイスキーのガイド本「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」において、世界最高のウイスキーに選出された実績を持つ、香りや味わい全てにおいて優れたシングルモルトです。
シャリーカスクは、シェリー樽で熟成されている、カスク（1つの樽）で造られるという意味合いを持っています。
山崎蒸溜所では1923年の開設当時からスパニッシュオークのシェリー樽を利用しており、実は初めて原酒が詰められた第一号樽もシェリー樽でした。
今でもシリアルナンバー1番のシェリー樽が山崎蒸留所の貯蔵庫に大切に保存されています。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１３は創業時から変わらないスパニッシュオーク製のシェリー樽で熟成されたモルト原酒だけを厳選して、チーフブレンダーが代々受け継がれてきた匠の技でヴァッティングを重ねた類まれな逸品となっています。
ウイスキー造りに広く用いられているホワイトオーク製の樽に比べるとタンニンなどが多く溶出する樽なので、熟成が進むにつれ原酒が赤色に輝き、濃厚な果実香を放つとともに、味わいにカカオのようなほのかな苦味が宿ります。
ビターチョコレートのような奥ゆかしい甘い香りで、口に含むとほのかな苦味が感じられるため、その香りと味わいのギャップが大変魅力的なシングルモルトです。
スタンダードなシングルモルトウイスキー山崎において、その華やかで奥深い味わいを構成する1つであるシェリー樽原酒のみを特別に使って仕上げた希少な数量限定品となっています。

■山崎蒸留所開設以来の歴史と伝統
山崎蒸留所がサントリー創業者の鳥井信治郎によって開設されたのは、大正時代という古い昔です。
当時、ウイスキーが何なのか知らない人も多かった時代に、日本初の国産ウイスキーを造るという大きな夢を抱いて、周囲の不安の声や心配、反対をよそにスタートさせました。
日本人の繊細な感性や味覚に合い、日本の風土を感じられる日本ならではのウイスキーを造り上げて世界に認められるジャパニーズウイスキーを造りたいという大志を抱き、自身が思い描くウイスキー造りに最適な環境を捜し歩いて、京都郊外の山崎の地を見出します。
千利休も愛した名水がある山崎の地は、山に囲まれ3つの川が流れて霧深いことからウイスキーの仕込み水を採取するにも、熟成させる環境としても最適だったのです。
大阪の製鐵所に特注の和製蒸留窯を造らせ、翌1924年の秋に初めて蒸溜した待望のニューポットを第一号となるスパニッシュオークのシェリー樽に詰めました。
創業以来、利用されているシェリー樽は、木材選びからスタートします。
ブレンダーを含むつくり手たちがスペイン北部にあるスパニッシュオークの森を実際に歩いて樽づくりに最適な樹を選び、現地の製樽会社に細かくオーダーを出して製作されています。
その樽にシェリー酒を3年寝かせた後で、モルト原酒の樽として利用されるのです。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１３は遠くスペインまで足を運ぶところからスタートし、多くの時間と手間をかけられて造られているのです。

■受け継がれる原酒の味わい
受け継がれているのは樽や職人技だけでなく、原酒も受け継がれてさらに熟成されて磨きがかけられていきます。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１３が数量限定で発売されるのも、最高の状態に仕上がっている原酒を次のウイスキーへと受け継ぎ、より優れた味わいのウイスキーを生み出すためでもあります。
サントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１６には、2年の時を経てさらに熟成を深めたサントリーシングルモルト山崎 シェリーカスク ２０１３の原酒がベースに使われており、そこに希少な25年以上の長期熟成モルトなどをヴァッティングして深い熟成感と濃厚かつ円やかさも持つ複雑な味わいへと導かれています。