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いろいろな飲み方で楽しめるのが魅力の山崎蒸溜所ピュアモルト樽出原酒


■限定品のため入手が大変困難な逸品

「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」はモルト原酒の貯蔵にスペインから取り寄せたシェリー酒の空き樽を使用しています。
山崎蒸溜所で蒸溜し、その後シェリーカスクで貯蔵した酒齢12年のモルト原酒を樽出し、そのままでボトリングして仕上げたピュアモルトウイスキーです。
山崎蒸溜所では「山崎」以外にも数多くの限定品を送り出しており、「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」もそのうちの一つとなっています。
シェリーカスク由来の濃厚でフルボディなウイスキーで、蜂蜜とカラメルのような甘さとベリー系のジャムの甘酸っぱさやオレンジピールなどのフルーティな芳香が華やかなに香り立ちます。
飲み口は重厚感にあふれ、特にトロッとした舌触りが楽しめる魅力的な逸品です。
「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」の樽出原酒のおいしさを堪能するには、まず最初の一杯はぜひストレートで飲まれることをおすすめします。
続く2杯目はトゥワイスアップ（ウイスキーと水を1：1の等量で割る水割り）にすると、シェリー樽由来の華やかな香りとコクのある味わいが堪能できることでしょう。

■原酒不足と市場での需要の高まりで高額取引される貴重品

サントリーの山崎蒸溜所では「樽別シリーズ」と呼ばれる商品が発売されており、「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」はその中のシェリーカスクシリーズの一つにあたります。
ほかにはシェリーウッドやミズナラ、バーボンバレルやパンチョンがあり、どれも限定品とあって中古市場での買取価格は年々上昇しています。
理由としてはジャパニーズ・ウイスキーの人気の沸騰と、貴重なモルト原酒が少なくなってきたことが挙げられます。
買取店での「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」の参考査定価額は3万円ですが、13万円や25万円といった高値で落札されることも珍しくありません。
貴重なモルト原酒が不足していくにつれ、「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」をはじめとする貴重なピュアモルトウイスキーの価格は、今後もますます高騰していくことでしょう。

■シェリーカスクの特徴とウイスキーの貯蔵に使われる理由

「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」は貯蔵用の樽（カスク）に、わざわざスペインからシェリー酒の空き樽を取り寄せています。
カスクはウイスキーの味を決める最も重要な要素である「樽熟成」に大きく関わってくるため、熟成させるカスクによって出来上がるウイスキーも自然と異なってくるのです。
19世紀初頭のイギリスとアメリカではウイスキーの消費量が増加し、多くの蒸溜所がウイスキーを貯蔵するためのカスク不足に頭を悩ませます。
仕方なく港に転がっているシェリー酒やワイン樽、ラム酒の樽を集め、それにウイスキーを詰めて貯蔵場所まで運搬していくことにしました。
その途中でウイスキーは使用するカスクによって味わいや香りが変わることに気付き、それ以来カスクの使い分けをするようになったといわれています。
シェリーは白ワインの種類の一つで、スペインのアンダルシア地方へレス周辺で盛んに造られているお酒です。
シェリーカスクを貯蔵に使用したウイスキーは、熟成中にシェリー酒の味を染み込んでいきます。
フルーティな香りやフローラルな香りが特徴のシェリー酒の空き樽を使ったウイスキーは、深いコクと熟成感、長く続く余韻を与えてくれる仕上がりになるのが特徴です。
特にスペインのシェリー酒は品質が高いため、サントリーがはるばるスペインから「サントリーピュアモルト 山崎蒸溜所 樽出原酒 12年貯蔵 酒精54度 シェリー樽貯蔵」の貯蔵・熟成用に使用することにしたのも頷けます。