menu list買取商品 - 余市 シングルモルト ニッカ
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余市 シングルモルト ニッカの高価買取致します
余市 シングルモルト ニッカのご紹介
買取参考価格 | 2000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 余市蒸留所 |
地方 | 北海道 |
地区 | 余市町 |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/45% |
2015年9月1日にリリースされた「シングルモルト余市」は、ウイスキーづくりの理想の地として選ばれたニッカウヰスキーの北海道工場である余市蒸溜所の個性が存分に活かされたジャパニーズウイスキーです。
柔らかく漂う樽熟成香や麦芽の甘さに調和するオレンジのような果実香と、穏やかで心地よいピート感が重厚で力強いコクとスモーキーな余韻へと続きます。
※500ml・180ml・50mlボトルはそれぞれ買取価格が異なります。
※買取相場は、市場の相場状況や買取方法などによって上下変動いたしますので、予めご了承ください。
余市 シングルモルト ニッカの歴史
モルトを心から愛する人に向けたウィスキー
■日本のスコットランドを余市に見出す
ニッカウヰスキーを創業した竹鶴政孝氏が、理想の地として選んだのは北海道余市でした。
出身地広島の摂津酒造で働いていた時代、社長から本格ウィスキーの技術を学んで来て欲しいと言われ、留学に向かった先のスコットランドの地に近しいものを感じたためです。
当時必死に勉強をしていた竹鶴氏が残したノートには、留学先のキャンベルタウンの風景や、蒸留所の内外観を撮影した写真が添付されています。
海のすぐ傍まで街が広がる様は、まさに北海道余市と似た風景と言えるでしょう。
残念なことに、竹鶴氏が学んだキャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸留所は、その後産業の衰退と共に姿を消してしまいます。
当時のヘーゼルバーンやキャンベルタウンを知る資料は、もはや竹鶴氏の残したノートのみと言われていますが、ノートには工場の労働条件、経営の状況などまで詳細に記載されています。
数々の蒸留所を視察した竹鶴が、蒸留所経営の難しさを知り尽くしながらも夢を持って設立したのが、余市蒸留所です。
資金繰りも大変で、二基欲しかったポットスチルも一基のみとなり、大変な労力をかけて余市のウィスキーづくりは始まったのです。
■設備ではなく人の心がつくるウィスキー
竹鶴氏は、将来を見据えて着実な事業展開を念頭におく聡明な人物でした。
日本における蒸留所設立は、出来る限り小規模に始めるべきという本社への提言が、当時の書面に残っています。
これはもちろん事業性を鑑みたことですが、やはりウィスキーづくりは設備ではない、人の心だという強い想いがあったのでしょう。
自らが余市に蒸留所を作り運営を開始した当時も、この言葉で従業員を、自分を激励し、ウィスキーづくりに邁進したと言います。
留学中、蒸留所に研修に入った時も、最初は誰も仕事を教えてはくれなかったものが、竹鶴氏の熱意に心を動かされた職工が徐々に教えてくれるようになったと言います。
人なくしてウィスキーはつくれず、心なくして良いウィスキーはできない、そんな信念が生まれた瞬間だったのかもしれません。
そんな熱くパワフルな人物ですが、ユニークなのは、竹鶴氏のノートには退出時間が来たら遠慮なく家に帰ること、家族と共に楽しく過ごすことこそ人の道と書かれている点です。
裏を返せば仕事の効率を上げること、迅速に業務をこなすことが必要になりますが、人が人らしく生きることに、人として踏むべき道があると提言しています。
社員の待遇、働き方、より良い労働環境をしっかりと見据えた青年は、大正中期という時代にあっても世にはばかることなく、人を大切にする考えをしっかり口に出せる信念があったと言えるでしょう。
実際にニッカウヰスキーでは、社員一同、家族も交えてレクリエーションやスポーツ活動が頻繫に行われていました。
よく働きよく遊ぶという、現代にも通じる社風を持った、新しい会社だったと言えます。
■忠実に生み出されるシングルモルト余市
余市蒸留所で今もつくられているのは、竹鶴氏が留学時代、スコットランドで学んできた当時の製法そのままのウィスキーです。
当時石炭を使用した蒸留が行われていましたが、現代ではこの方法を採る蒸留所はスコットランドでもほとんどありません。
理由はコスト面、効率面の悪さですが、余市蒸留所では今も毎日1tの石炭をたき、直火蒸留を行っています。
今や伝統的なスコッチを味うなら、スコットランドではなく余市を選ぶほど、古くからのファンに絶大な信頼を得ています。
北海道が選ばれたのは、当時炭鉱が盛んで大麦の生産量も多かったからですが、余市川流域でピートまで取れたことで、竹鶴氏の作りたいスコットランドウィスキーが再現出来たからです。
ニッカウヰスキーの製品の中でも、この余市を名乗れるのは重厚で深いコクのあるシングルモルト余市に限られます。
複雑な香りが鼻孔をくすぐり、心地よい樽熟成香と麦の甘味がピートのスモーキーな香りと合わさり、余市の歴史と共に長い余韻を楽しめるでしょう。
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