menu list買取商品 - 余市 ヘビリーピーテッド シングルモルト ニッカ
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余市 ヘビリーピーテッド シングルモルト ニッカの高価買取致します
余市 ヘビリーピーテッド シングルモルト ニッカのご紹介
買取参考価格 | 50000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 余市蒸留所 |
地方 | 北海道 |
地区 | 余市町 |
分類 | シングルモルト |
タイプ | 700ml/48% |
「シングルモルト余市 ヘビリーピーテッド」は、同日に通年販売として新発売する「シングルモルト余市」の個性をより強調した商品です。
土や植物からなる泥炭を、乾燥させたピートを燻したモルトでつくられるヘビーピートモルト原酒のみを厳選してヴァッティングされています。
余市の潮風を思わせる力強いピートの香りとフルーティーで香ばしい甘い香り、そしてピートの深い味わいと厚みのあるコクが特長の1本です。
余市の気候風土の特長である海をイメージした藍色のラベルが印象的です。
余市 ヘビリーピーテッド シングルモルト ニッカの歴史
その香りには想いが溶け込む
■余市とピートの深い関係
スコッチウィスキーを語る時にピート無くしては語れませんが、ピートとは泥炭のことです。
植物が堆積して長い長い年月をかけ炭化したものが泥炭ですが、その名の通り採集した時はまさに粘土のような湿った泥で、それを乾燥させて固くして使います。
ウィスキーの原料となる大麦の湿気を取るための燃料になるのですが、ニッカウヰスキーを創業した竹鶴政孝氏が余市の地を選んだのには、このピートも深く関係しています。
余市蒸留所のモルト原酒は力強く男性的だと表現されますが、それは竹鶴氏が原酒の中に余市の大自然の強さを溶け込ませているからに他なりません。
竹鶴氏がウィスキーづくりを学びにスコットランドに留学した際、研修先となったキャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸留所では大麦の乾燥にふんだんにピートが使われていました。
スコットランドにはピートがいくらでもあり、簡単で安価に入手出来る燃料だったためです。
シダ類などが何年も積み重なって腐敗してできるピートは、たったレンガ1個ほどの厚みにも500年以上の年月がかかっていると言われます。
輸入もままならない当時、日本で同じだけのものを得るのは想像を絶する困難だったでしょう。
それでも竹鶴氏は自らがスコットランドで学んだ理想のウィスキーをつくるために、どうしても日本にピートの採れる地が必要でした。
日本で潤沢にピートを確保できる土地、それがまさに北海道余市だったのです。
ピートを燃やして乾燥させた大麦にはピートの風味が移り、やがてそれがウィスキーの独特で力強い香りへと転じます。
竹鶴氏がウィスキーに求めた独特の香りは、余市の地があったからこそ実現したものと言えるのです。
■日本のスコットランドと言われる北の大地
日本のピート地は、北海道の石狩平野にあります。
常に湿気が高く、しかも気温が低い土地のシダやコケ類は、菌類にも分解されにくいためうまく土に還ることができません。
こうして十分に分解がされない植物が堆積し、徐々に泥化したのがピートです。
日本では現在、ピートは輸入品に頼る事が多いですが、ウィスキーづくりはピートなしでは成り立ちません。
余市は日本のハイランドと言われるほどスコットランドに気候風土が近いと言われますが、こここそが、当時竹鶴氏が探し求めた理想の土地でした。
北に日本海石狩湾があり、三方が自然の山々に囲われた余市は、留学当時竹鶴氏がノートと共に残したキャンベルタウンの写真によく似ています。
海岸近くまで街並みが伸びる風景、水、ピート、潮風に至るまで、余市はおそらく竹鶴氏が当時理想とした条件の揃う奇跡の土地だったでしょう。
ちなみにスコットランドの冬は現在平均最高気温7度という寒さですが、実は氷点下になることはほとんどなく、緯度的には温暖な気候と言われます。
余市も実は北海道の中では指折りの温暖な気候で知られていて、積雪量は多くても極寒には至らないことで有名です。
海からの風は適度に湿り、熟成樽を乾燥から守りながら、中の液体をゆっくりと芳しい琥珀色に成長させます。
竹鶴氏が肌で感じたスコットランドに似た大自然を溶け込ませながら、情熱でつくりあげられた重厚なモルトはゆっくりと余市ウィスキーになるのです。
■シングルモルト余市 ヘビリーピーテッドの香りに込められたもの
シングルモルト余市 ヘビリーピーテッドは、シングルモルト余市の個性がより強く表れていると言われます。
名前の通りピートにこだわり、ピートの燻香が響くモルト原酒のみを厳選し、ボトルに詰め込まれています。
ウィスキーに限らずお酒のラベルには作り手の想いが強く込められるものですが、このヘビリーピーテッドのラベルには余市の海をイメージした藍色が使われています。
力強く独特なピート香の奥に、わずかに香る潮風の湿潤で澄んだ空気が感じられる、余市ならではの空気感が表現されています。
スコッチには潮の香りがあると言われますが、余市のモルトも潮の香りがすると良く表現されます。
強いピートとささやかな潮風、シングルモルト余市 ヘビリーピーテッドには、竹鶴氏が余市蒸留所に賭けた想いが、香りとなって溶け込んでいるのです。
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