menu list買取商品 - ニッカ シングルカスク 原酒 25年 北海道余市蒸留所限定
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ニッカ シングルカスク 原酒 25年 北海道余市蒸留所限定の高価買取致します
ニッカ シングルカスク 原酒 25年 北海道余市蒸留所限定のご紹介
買取参考価格 | 140000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 余市蒸留所 |
地方 | 北海道 |
地区 | 余市町 |
分類 | シングルカスクモルト |
タイプ | 500ml/54% |
「余市」ブランドの中でも、こちらの「シングルカスク原酒25年」はニッカウヰスキーが所有する余市蒸留所でのみ直販されているため、現地以外の店頭では入手することができない貴重な1本です。
市販されているウイスキーは、いくつかの樽からブレンドして風味や香り、アルコール度数を調節していますが、原酒(シングルカスク)は、特別に選ばれた一つの樽のモルトウイスキーをそのままボトリングしたものとなるため香りが非常に良く、アルコール度数は樽ごとに異なりますが全体的に高く設定されているのが特徴です。
甘い樽熟成香とピートの厚み、そして果実香が織りなす重厚で複雑な味わい深い余韻を愉しむことができます。
※180mlボトルや170mlの角瓶などは買取価格が異なります。
ニッカ シングルカスク 原酒 25年 北海道余市蒸留所限定の歴史
ウィスキーよりウヰスキーと言いたい四半世紀のシングルカスク
■日本ウィスキーを創った男
ニッカウヰスキーを創業した竹鶴政孝氏の人生のドラマは、すでに多くの人の知るところとなりました。
広島県の醸造家に生まれた彼は、成長して摂津酒造に入社後、社長にそのセンスと腕を認められて大正期にスコットランドに留学します。
目的はもちろん本格ウィスキーの製法を持ち帰ることですが、グラスゴー大学で辞書を引きながら勉強しても、書物だけでウィスキーは作れないという判断に至ります。
彼の熱心な働きかけにより蒸留所での実地研修が実現しましたが、当初詳細まではなかなか見せてはもらえなかったようです。
それでも青年の情熱は徐々に職工の心を動かしたのでしょう、徐々にバルブ操作などを教わるようになり、ついにはその技術を習得したのです。
■国産第一号ウィスキーの誕生
1920年、技師としての留学最後の実習を終え、竹鶴氏は日本に帰り、早速習得した技術で日本初のウィスキーづくりに取り掛かろうとします。
しかしながら年代から見ても分かるように、第一次世界大戦後の苦しい経済状態の中、彼のウィスキー醸造計画書を受け容れる余裕は摂津酒造にはありませんでした。
そんな中、わざわざ彼を名指しで訪ねて来たのがサントリーの前身、寿屋の鳥井信治郎氏です。
日本にも本格ウィスキーが台頭して来る、そう確信していた鳥井氏は、竹鶴氏に救いの手を差し伸べます。
そこから試行錯誤の6年を経て、ようやく1929年、国産第一号のウィスキーが誕生します。
そして彼は更なる理想のウィスキー創りを目指して、北海道余市へと向かうことになったのです。
■ニッカウヰスキーの誕生
前述の日本第一号ウィスキーはサントリーウィスキーとしてのブランドであり、ニッカウヰスキーの誕生までにはこの後まだ数年を要すことになります。
竹鶴氏が自分の創りたいウィスキーに最適の地として選んだのは余市でした。
余市ではニッカの前身となる大日本果汁株式会社を出発に、リンゴジュースやウィスキーの原酒などをつくりながら、幾度もの厳しい冬と春とを越えて行きます。
その原酒がようやく目覚めるのが、1940年、この時についにニッカウヰスキーが誕生を迎えます。
角瓶の中には、彼が彼の人生を費やし、たくさんの仲間や協力者と共に過ごしたかけがえのない時間が、琥珀色の澄んだ輝きを放っていたことでしょう。
■余市蒸留所のみで直販される「シングルカスク原酒25年」
シングルカスク原酒25年は、そんなニッカウヰスキーの歴史が詰め込まれた逸品です。
余市蒸留所でのみ直販されていますので、現地以外では入手することはできません。
シングルカスクはご存知の通り、特別に選んだ一つの樽から、モルトウィスキーをそのままボトリングしています。
いくつかの樽のブレンドではなく、アルコール度数の調節もされていませんので、香り高く、高いアルコール度数を誇るのが特徴です。
25年と一言で言っても、人においてそれは四半世紀にも及ぶ長い長い年月です。
ボトルの中には、竹鶴氏が抱えた苦悩、乗り越えて来た歓喜、それこそ悲喜こもごもが溶け込んでいることは間違いありません。
グラスに注ぐと甘い樽熟成香が鼻をくすぐり、口に含めばピートの厚みと果実香が重厚で複雑な丸みを舌の奥へと運んで行きます。
竹鶴氏がスコットランドで得た知識と技術とを実現するのにふさわしいと選んだのは、日本のスコットランドと称される余市でした。
そこではいまなお、創業時と変わらず伝統の技を持ち、竹鶴氏と同じくウィスキーづくりへの情熱を持った職工たちが力強いモルト原酒を造り続けています。
すでにウィスキーファンにとっては聖地と呼ばれる余市ですから、足を運んだことのある人も多いでしょう。
いまなお、石炭直火蒸留を続けている蒸留所は、スコットランドでもほとんどありません。
あえて伝統の技を守り続ける蒸留所で、日本ウィスキーの父の情熱を感じながら、シングルカスク原酒25年の重みを味わってみるのも感慨深いものです。
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