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●遊佐蒸溜所について

遊佐蒸溜所の本社の株式会社金龍は、山形県酒田飽海地区の日本酒メーカー9社の出資により1950年に設立されました。
出資会社は、品質への強いこだわりを持つメーカー揃いです。
各社の日本酒の品質は、国際的にも高く評価されております。
小規模ながらも本格的で最高品質のものを目指し、本場スコットランドの伝統的な製法を用いていて、日本らしい”ものづくり”に対するこだわりを持って造られている世界に1つのジャパニーズウイスキーです。
遊佐町は、山形県の北方にある、秋田県に隣接する名峰鳥海山の麓の町です。
色々な所で美しい湧水群が見られ、1996年には”水の郷百選”（国土交通省）にも認定されています。
ウイスキー造りには、良質で豊富な水・清澄かつ冷たい空気と程良い湿度が欠かせません。
長い年月を経て、流れ出た美しく豊かな鳥海山の伏流水と、新鮮で澄んだ空気に恵まれている遊佐町は、まさにウイスキー造りの理想郷です。
春夏秋冬、その時その時の表情豊かな自然の恵みを凝縮した、魅力的なウイスキーが出来上がります。
外観は小さく可愛らしくも見えますが、造るウイスキーは本格的かつ最高品質のウイスキーを作っています。

●バーボン樽について

ライトで華やかなバニラやはちみつが甘いフレーバーを感じさせるのものが多いです。
さらに蒸留所の個性もわかりやすく、何よりも低価格なウイスキーが多い事がバーボン樽の魅力です。
バーボン樽とは、ホワイトオーク製でバーボンウイスキーを熟成させた空き樽のことをいいます。
こちらのオーク樽は、ウイスキーにバニラやキャラメル等の甘い風味を与えるのが特徴です。
バーボンウイスキーはアメリカで生まれたウイスキーになる為、木材は主にホワイトオークが使用されています。
また、熟成に使用した樽は何度も再利用することを前提に使用されており、初めてバーボンウイスキー以外のウイスキーを熟成させた樽を”ファーストフィル”、以降熟成に使用する場合は”セカンドフィル”又は、2回目以降を”リフィル”と呼ぶのが一般的です。
ファーストフィルとリフィルのバーボン樽ではウイスキーに与える味わいが違う為、ウイスキーのブレンダーたちはその事も考慮して樽を選択しています。
その為、必ずしもリフィルのバーボン樽よりもファーストフィルが優れているという事はありません。