素朴な疑問
シャンパンのロゼは美しいピンク色をしています。
ピンク色をしたロゼシャンパンは女性に好まれており、グラスに注ぐと透明なピンク色でとても美しく可愛らしいイメージがあります。
特別なお祝いことなどで飲むことも多いピンク色のシャンパンで、実際にグラスに注がれると特別感を抱かれる方も多いのではないでしょうか。
ところでシャンパンの原料はぶどうですが、なぜピンク色のぶどうはないのに、こんなに美しいピンク色をロゼはしているのでしょうか。
ピンク色の秘密は特別な製法で作られているから
シャンパン種類でロゼのピンク色の秘密は特別な製法で作られているため、美しいピンク色を引き出すことができるのです。
マセラシオン・カルボニック法とアッサンブラージュ法という技術を使ってピンクのシャンパンを作り出しています。
マセラシオン・カルボニック法について
マセラシオン・カルボニック法は、ぶどうの皮を果汁に漬け込むことによって色素を抽出し、また皮の渋みを取り去り、シャンパン熟成中も色が濃く変色しないように高い技術によって作り出す製法です。
シャンパンができた後もすぐに出荷してしまうと渋みが強くなってしまうため、時間をかけて熟成させていくため通常のシャンパンに比べると価格も高く、手間もかかっています。
アッサンブラージュ法について
フランス、シャンパーニュ地方のみに許されている方式で、シャンパンに少量の赤ワインをブレンドして製造しています。
マセラシオン・カルボニック法に比べると、偏食のリスクが低いという特徴がありますし、何よりも美しく淡いピンク色の調整が簡単にできます。
フランス、シャンパーニュ地方以外はアッサンブラージュ法は他地域での製造はワイン法で禁止されていますが、市場に出回っているのはアッサンブラージュ法で作られたピンクシャンパンが多い傾向があります。
そのため、手間暇かけたマセラシオン・カルボニック法のピンクシャンパンのほうが黒ぶどうの皮を果汁に漬け込んで作られているため、香りも豊かでコクのある味わいがあり、人気が高く希少価値も高くなっています。
生産量がマセラシオン・カルボニック法のほうが少ないので、お値段も高めですが特別なお祝いことがあるときにはやはりゆっくりと味わいたいシャンパンだと言えるのではないでしょうか。