スピリッツのアルコール度数が高い理由はなんと錬金術から
スピリッツはアルコール度数の高いお酒でアルコール度数が30度以上あるお酒です。
ウォッカやジン、テキーラ、ジン、ラムがスピリッツに分類されているお酒です。
そしてスピリッツは中世で大流行した錬金術が元になって作られたお酒だということをご存知でしょうか。
錬金術というとなんとも怪しげなイメージがありますが、実際には化学実験のようなものが行われ様々な薬品や現在の科学の元になることが発見されていました。
その錬金術から発明されたものの一つとして蒸溜所器があります。
スピリッツは醸造酒を蒸溜することで作られるようになり、ヨーロッパで蒸溜所酒が作られると、世界中に広がっていったのでした。
蒸溜所酒で造られたお酒がつまりスピリッツということになり、世界中で様々なスピリッツが作られるようになったのです。
一度蒸溜所することによってアルコールの濃度が高まりますので、スピリッツは通常のアルコールに比べてアルコール度数が高くなる仕組みなのです。
世界のスピリッツにはどんなものがあるの?
世界に広まった蒸溜所器とお酒の蒸溜所方法ですが、ヨーロッパではブランデーやウィスキーが作られるようになり、北ヨーロッパではアクアヴィットが作られるようになりました。
中国では白酒や日本では泡盛や焼酎、ロシアではウォッカ、キューバではラムが作られるようになったのです。
気になるアルコール度数は?
スピリッツは蒸溜所酒であるためアルコール度素が高くなります。
ウォッカの場合、ピュアタイプでカクテルのベースになるものの場合、ギルビーウォッカなら37.5度、スピリタスの場合96度もありますので、ストレートに飲んでしまうと悪酔いしてしまいそうです。
果物やハーブを入れたフレーバータイプのウォッカの場合、フィンランディア・クランベリーというウォッカは40度です。
オランダ生まれのジンは、なんとお医者さんが作ったスピリッツです。
解熱剤として用いるために杜松の実をアルコール液に浸して蒸溜して解熱剤と使用したのがこのお酒の由来です。
とうもろこしや麦などを糖化させた後に発酵させ、蒸溜所後、杜松などの植物成分を浸してさらに蒸溜します。
メーカーによって様々なハーブが入れられますので、味に違いが出てくることでしょう。
ロンドンドライジンのビーフィーターの場合は40度から47度あり、オランダ・ジンと呼ばれるボルス・ジュネヴァは37.5度あります。