日本酒の知識を自慢したい方に人気
日本酒検定とは日本酒の魅力を知り、幅広い知識を持って楽しみながら日本酒を飲んでもらいたいと日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が実施している検定です。
20歳以上であれば誰もが受験で気、職業も問いませんし、学歴などの特別な受験しかくもありません。
唎酒師とは異なり、テイスティングの実技もないので、お酒が弱い方、飲めない方でも受験が可能です。
日本酒に興味があるけれど、あまり飲めない方、お酒を販売するお店に勤務しているけれど実は下戸という方でも知識を高め、キャリアアップに活かせる検定試験と言えるでしょう。
検定は3級から1級まで4種類
日本酒検定は1級、準1級、2級、3級の4種類が用意されており、3級から上に行くにしたがって少しずつ内容が濃くなり、難しくなっていきます。
受験資格は1級は準1級合格者、準1級は2級合格者、2級は3級合格者となっているので、初めての方は3級から受験していくことになります。
なお、唎酒師の資格をお持ちの方は2級から、日本酒学講師または酒匠認定者の資格をお持ちの方は準1級から受験が可能です。
受験資格を満たしている場合には併願も可能です。
どのような内容なのか
1級・準1級は日本酒にまつわる幅広い知識に精通し、後世へ適切に日本酒の継承発展を行える知識があることが認定されます。
2級では日本酒の特徴や魅力を理解し、新たな飲み方や楽しみ方を考案できる力があることが認定されます。
3級は日本酒の基礎知識や周辺知識に加えて、特徴や魅力を適切に理解して第三者に伝えられることが認定されます。
各級での出題分野は飲酒文化や地域文化などの日本酒にまつわる歴史や文化、原料となる米や水、微生物に関する知識や製造方法などの造り方をはじめ、飲酒のモラル、マナー、未成年飲酒の危険性や飲酒運転の撲滅などについても問題が出されます。
日本酒の楽しみ方の分野では、飲用温度や酒器、料理との相性、ラベルの読み方などの問題が出され、そのほか雑学として生産量や消費量、海外事情、銘柄、醸造元などについても問われます。
会場での試験となり、いずれも試験時間は50分間です。
検定日の約40日後に受験者全員に検定結果通知が届き、合格者には認定カードと認定証も郵送されます。