沖縄の居酒屋では置いてない店がないほど有名な残波
泡盛といえば有名なのが残波というお酒です。
沖縄にある居酒屋のほとんどのお店に置いてあり、「ザンシロ」と人々に馴染まれています。
泡盛は沖縄の人にとっては生活に密着したお酒ですので、ビールよりもザンシロを好んで飲む家庭も多いのが特徴です。
ザンシロのよいところは、食事によく合うお酒であるため、夕食時にはザンシロを片手に晩酌しながら、夜ごはんをいただく家庭も多いのです。
泡盛の歴史は蒸溜所技術が中国から琉球に伝わったことから始まりました
泡盛の歴史は、13世紀の初頭に蒸溜所技術が西アジアから中国、タイを経由して琉球に伝わったことから始まりました。
アジア諸国の貢ぎ物として泡盛が当時献上されており、泡盛は沖縄の人々にとって長い歴史とともに親しまれてきたお酒なのです。
ザンシロの創業者比嘉寅吉について
沖縄の銘酒、残波が生まれた背景には太平洋戦争がありました。
実はこの時代戦争で物資が不足しており、これまで沖縄で作られてきた琉球人の楽しみの一つでもある泡盛を製造することが難しくなってきました。
そのためメチルアルコールを泡盛の代わりに飲む人が増えてしまい、メチルアルコールによって中枢神経や視神経がやられてしまい失明者が増えてしまったのです。
そうした背景もあり、比嘉寅吉は少ない物資の中で泡盛作りを行い、オリジナルの蒸溜所器を発明し残波が作られるようになったのです。
ザンシロという名前が付けられた由来は、残波岬に打ち付けられた波を見て、名前を思いついたそうです。
ザンシロを美味しく飲むためには
沖縄の家庭では泡盛はとても身近なお酒であり、特にザンシロは好まれて飲まれています。
そこで美味しい飲み方についてご紹介します。
寒い冬の時期は、泡盛を燗にして温めるのではなく、直接お湯を泡盛に注いでお湯割りにして飲みます。
寒い秋の夜長や冬の夜もポカポカと体が芯から温まりますので、美味しくいただくことができるでしょう。
3年以上寝かせたザンシロがある場合は、ストレートで飲むのが一番美味しく飲める方法です。
古酒は琉球ではクースと呼んでおり、泡盛本来のまろやかさや香り、甘味を感じることができるでしょう。
ほかにも水割りやオン・ザ・ロックでいただくことができますので、家庭のお酒として味わってみてはいかがでしょうか。