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ブランデーは等級によって味に違いがあるお酒

お酒の等級

お酒には味わいや製造過程における手間暇、さらに原料などから等級が設けられていることがあります。
もっともわかりやすく、よく知られているのが日本酒で、かつては特級を最上級とし、一級、二級といった具合にお酒の味わいに差があることを明記していました。
数字で表すのは良くないという意見もあったことから、今では上撰や特撰といった呼び方に変わっています。
日本酒と同じように等級が設けられているお酒にブランデーがあります。
VSOPにVO、さらにXOからナポレオンまで、ブランデーにはよく見かける表示ですが、これが等級を表していることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
特に、普段はブランデーを飲まない人はほとんど理解できていないといえます。

等級が定められたブランデー

ブランデーの等級は、熟成具合によって分けられます。
そのため、どのくらい熟成されたかという意味合いで区別されているのですが、わかりやすいように等級で比較されることが多くなっています。
ブランデーは有名なコニャックとアルマニャック、そしてそれ以外に分けられますが、コニャックとアルマニャックに関してはそれぞれフランス事務局によって厳正な基準が設けられています。
このあたりはお酒の法律があるフランスらしいといえます。
そのため、コニャックとアルマニャックの二つに対しては、熟成具合を示すラベル表示が貼られていますので、これを元に熟成度が判断できます。

等級の段階

ラベル表示される等級の段階は、7段階に分けられています。
もっとも浅い熟成度をスリースターとし、もっとも熟成度が進んだものがオール ダージュです。
誰もが一度は聞いたことがあるナポレオンは、7つある中の5番目に位置しますので、なかなかの熟成度のブランデーといえます。
すべての等級を覚えるのは大変という場合には、ナポレオンあたりに絞って探す方法で選び出すのが簡単でわかりやすいでしょう。

選ぶなら等級の高いもの

ブランデーは熟成が進むほどに味がまろやかになって、飲みやすくなります。
おいしさもより増してきますが、それと共にブランデーそのものの値段も上がっていきます。
長い年月をかけて美味しくなったものが高価になるのは致し方ないことですので、せっかく飲むなら等級の高いものを奮発するのがおススメです。

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