ワインのボディとは
ワインを味わう際、産地や製造年、香りに加えてボディがどの程度かという表現で違いを確認することや、ワイン選びをすることがあります。
ボディとはワインの味わいの深み度合いを表現するもので、一般的にフルボディ、ミディアムボディ、ライトボディに分けられます。
ボディを決める条件や要素は厳格に定まっているわけではなく、味わいを中心に香りやアルコール度数などを含め、味のバランスから、しっかりした味が楽しめるものをフルボディと呼んでいます。
フルボディとは
フルボディはパンチが効いた深みやコクが味わえるタイプのワインのことで、一般的にアルコール度数が高めのものが多く、製造からの年数が長く熟成度が高いものも少なくありません。
紫色の深い赤い色が出ているのも特徴的で、これは渋みの要素ともなるタンニン含有量が多いことを意味します。
もっとも、渋くて飲みにくいワインというのではなく、口に含むと芳香な香りや深い味わいが広がり、ワインを飲んでいるという満足感が強いワインです。
ただし、アルコール度数も高めのものが多いので、お酒が得意でない方やワインを飲みなれない方にとっては、やや飲みにくさを感じるかもしれません。
ミディアムボディとは
ミディアムボディはフルボディとライトボディの中間にあるという意味で、飲みやすく、様々な料理にも合わせやすい気軽に飲めるバランスのとれたワインということができます。
ワインが飲みなれていない方や渋みが苦手な方、芳香な香りに圧倒されるといった方でも入りやすく、飲みやすいタイプです。
ライトボディとは
ライトボディは軽やかなワインのことを指し、熟成度が低く製造された年からの年数が経っていないものや、アルコール度数が低いもの、軽いテイストのブドウを使って作られたものなどが挙げられます。
フルーティーな香りと爽やかな飲み心地や、甘めのテイストなので、ワイン初心者やお酒が弱い方でも飲みやすいのが特徴です。
軽い口当たりと飲みやすさゆえに飲み過ぎてしまうことがあるので、注意が必要です。
低価格帯のものも多いので家庭用の気軽なワインとして楽しんでみることや、ブランチなど気軽な食事に合わせて飲める普段使いのワインとしても活用しやすいです。