ワインを気軽に楽しもう
ワインと聞くと高貴な飲み物のような気がして気軽に楽しめないという方や、飲み方のお作法がありそう、ワインを選ぶ際のテイスティングをしても違いが分かるか不安など身構えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワインはフランスやイタリアなどの産地ではお水やジュースのごとく、気軽に飲まれているものですので、もっと肩の力を抜いて楽しみたいものです。
ワインはどうやって飲むか
ワインは一般的には常温で楽しむことができます。
中にはスパークリングワインなど冷やして飲むのが美味しいものや酸化防止剤無添加で開栓後は冷蔵庫での保存が推奨されるものも少なくありません。
また、冬場にはスパイスなどを加えて温め、ホットワインにして飲むのも美味しい飲み方です。
グラスはステムが長いワイングラスがおすすめです。
ステム部分を持ち、ワインが注がれる部分は直接手に触れないようにすることで、手の温もりが伝わらず、ワインの繊細な味わいに温度による影響を与えることなく楽しめます。
香りと最初のひと口を楽しもう
ワインを頂く際はいきなりおつまみをつまむ、料理に手を付けてからワインで流し込むといった飲み方はせず、まずはワインだけをひと口じっくりと楽しんでから食事をスタートさせましょう。
グラスに注いだら、まずは香りを楽しみます。
フルーティーで熟成された芳香を五感で感じとりながら、ブドウが育った果樹園を思い起こすなど想像してみると楽しいものです。
ワインボトルのラベルには醸造年や産地やワイナリー、ブドウの種類などの情報が記載されていますから、ラベルを読みながら、どんな場所でどんな風に作られたのかをイメージしつつ、ひと口飲んで口にゆっくりと含めて味を楽しみます。
気軽に飲むために
飲食店で飲む場合と異なり、ご家庭でワインを飲む場合には開けられるか不安という方もあるかもしれません。
ボトルワインの場合、コルク栓を抜く必要があり、コルクを開けるための器具が必要になります。
コルクをくるくると回して抜く昔ながらの器具のほか、誰もが簡単に開けられるように工夫されたタイプの器具も売られています。
また、開ける手間なく気軽に楽しみたいなら、コルク栓ではないキャップタイプのものを探されてもいいでしょう。