中国酒の種類について
中国酒は地域によって飲まれているお酒にも色々な種類があります。
紹興酒や老酒など穀物から醸造されたお酒や、茅台酒や汾酒によって穀物蒸留酒からさらに白酒に加工したもの、果物蒸留酒や薬用エキスを含むお酒やビールなどもあります。
中国でお酒が造られたのは紀元前4000年前からで、紹興酒は紀元前400年前、果物酒は220年頃から作り始められてきました。
現在は中国酒の生産量の8割を占めているのが白酒なのですが、白酒は550年の北斎時代に作られたお酒で、比較的歴史の新しいお酒です。
紹興酒は元紅酒、加飯酒、善醸酒、香雪酒の4種類があり、中国料理を頂くときによく飲まれるお酒です。
香雪酒は糖分が多く甘いリキュールのような味わいですので、女性でも飲みやすいお酒です。
美味しい飲み方
中国酒の8割が白酒ですが、独特の匂いがあるので苦手だと感じる方は、初めは紹興酒から試されるとよいでしょう。
果酒や中国ビールは比較的飲みやすく、日本人の口にも合います。
紹興酒の飲み方は、夏は冷やして飲むと冷たい喉越しで美味しく頂くことが出来ます。
冬は35度から45度程度にお燗にして飲むとよいでしょう。
本場中国ではザラメ糖を入れて飲むこともあります。
砂糖の甘味で飲みやすくなりますので、美味しく頂くことが出来るでしょう。
白酒の飲み方はストレートにそのまま飲むことや、氷をグラスに入れて白酒を注ぎ、オンザロックで頂くことが多いでしょう。
白酒はアルコール度数が高いため、一緒に口直し用の水をグラスに用意しておき、白酒と水を交互に飲んでいきます。
中国でおもてなしを受けた時、白酒を小さなグラスに注ぎ、飲み干すことを何度も繰り返すのですが、日本人にはかなりきついものです。
あらかじめ注ぐ量を少なくしてもらうとよいでしょう。
果実酒は冷やして飲むことが多く、オンザロックで飲まれることもあります。
中国ビールは、本場中国では冷やさずにそのまま飲みますが、冷たい方がお好みの方は冷やされて飲むとよいでしょう。
果物蒸留酒や薬用エキスが含まれたお酒は、食事の前や食後のお酒として小さなグラスに注ぎ、ストレートで頂きます。
薬用成分が含まれたお酒は毎日就寝前に飲まれると健康効果を期待することが出来るでしょう。