カロリーが気になる世の中
最近は糖質制限をすることで痩せようという動きが増えてきました。
ご飯やパンなどには糖質と呼ばれるエネルギーの元となる成分が含まれています。
これがなければ私たちは普段生活することができないのですが、一方では食事で摂取した糖質が全て使い切れるわけではありません。
使いきれなかった糖質は体に蓄えられて脂肪となります。
それゆえ世の中では糖質を制限することでダイエットにつなげようという考えが広まっているのですが、ここで気になるのは日本酒も元は米からできているから、糖質が含まれているのでは、ということです。
最近は酒造業界も世間の流れに合わせて糖質オフの商品を多く売り出していますが、日本酒は元が米でできていますからどうしても糖質をオフすることはできません。
日本酒に含まれるカロリーはどのくらい?
事実日本酒のカロリーは100mlあたりで100calくらい含まれています。
ビールが40cal程度、ワインが70cal程度ですから、カロリーが高いと思われても仕方がないところです。
とはいえ、他のお酒も基本的に穀物でできているものですから、日本酒のカロリーは相対的に見れば低い方に分類されます。
たとえば焼酎は200cal、ウイスキーは240calですから、日本酒のほぼ倍になります。
とはいえ普段焼酎やウイスキーは飲まずに日本酒ばかり飲んでいる、という方にとってこうしたデータはあまり役に立たないかもしれません。
日本酒は太るの?太らないの?
そこで注目したいのがお酒のカロリーはすぐに排出されやすい、という点です。
我々人間はアルコールを摂取すると体が熱くなっていきます。
体が熱くなるということはそれだけエネルギーを使うということですから、お酒を飲んだそばからカロリーは消費されることを意味します。
まだ、日本酒はアルコール度数がそれなりに高いので一升瓶を一度に平らげてしまう、という人は少ないでしょう。
そのためアルコール度数が少ないビールなどに比べれば一度に多くのカロリーを摂取することもありません。
飲み方に気を付ければ太らない!
もちろん、日本酒と合わせて食べるおつまみ次第で太ってしまう場合もあります。
とはいえ少なくとも日本酒が原因で太った、ということはなかなか起きないのです。
いきなり一升瓶を空けるようなことはせず、適切な量を守って飲めば太ることはありません。
普段の運動習慣なども見直しつつ、日本酒を楽しみましょう。