とてもデリケートなお酒
甘い炭酸ジュースのようなお酒といえばシャンパンですが、実はとてもデリケートなお酒で、そのデリケートさはワインよりもさらに繊細だと言われています。
温度や光の変化に過敏に反応するため、保存場所によっては簡単に味や風味が損なわれてしまう可能性があります。
そのため一番の飲み頃はお店で購入した直後で、長期保存にはあまり適していません。
賞味期間はどれくらい?
では、シャンパンには賞味期間はどれくらいなのでしょうか。
アルコールがある程度入っているお酒には基本的に賞味期間はありませんが、これはシャンパンも同じことです。
そのためメーカーが定める賞味期限を記載していません。
しかし、いつまでも永遠に美味しく飲めるというわけではありません。
せいぜい100年前後までであろうと言われています。
しかし、デリケートなお酒であるため保存状況が悪ければ、1年ももたずに劣化し味が変質してしまい、美味しく飲むことができなくなってしまうこともあるようです。
カーヴと同じ期間だけ美味しく飲める
現実的にいつまで美味しさを保つことができるのだろうかと言うことに関しては、地下貯蔵庫での熟成期間であるカーヴと同じ期間だけ美味しく飲めると言われています。
具体的にはノンヴィンテージの場合は1~2年、ヴィンテージは3~5年、プレステージは7~10年がカーヴの期間ですので、同じ期間は美味しく飲み続けることができるというわけです。
ただそれでも購入後すぐに飲むのが一番美味しいということには変わりありません。
温度は10℃から12℃
では、どのようにしたらシャンパンを美味しい状態で保存することができるのでしょうか。
重要なのは温度です。
シャンパンの保存に適した温度は10℃~12℃の冷暗所です。
冷蔵庫の中に保管しておくのも良いでしょう。
温度が低すぎても良くないので、冷蔵庫の中では比較的温度が高めの野菜室に入れておくのがオススメです。
冷蔵庫の中であれば、急激な温度の変化や光の変化にさらされることがありませんので、目安の期間まで風味や味を維持することが出来ます。
またコルクを乾燥させないために、できる限りボトルを寝かして保存することも忘れないようにしましょう。