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日本人もずっとリキュールを作ってきました

そもそもリキュールとは

リキュールというお酒があることはよく知られていますが、どんなお酒のことかと聞かれて、すぐに答えられる人は少ないでしょう。
リキュールとはスピリッツと呼ばれる蒸留酒に果物や香草の香味を移し、さらに砂糖やシロップを加えて甘くした混成酒のことをいいます。
甘さを加えていることから、主に甘いお酒のことをリキュールと捉えている人が多いと考えられますが、新ジャンルのビールテイストのお酒もリキュールになります。
日本の酒税法によれば、エキス分が2度以上のものをリキュールと定義するとなっており、エキスとは糖分のことを言います。
ビールテイストのお酒にも糖質が含まれていますが、これがリキュールによるものであるため、お酒のジャンルとしてリキュールという表示になるというわけです。

日本で古くから作られているリキュール

リキュールというと、何となく最近になって外国から入ってきたお酒というイメージがありますが、実は日本では昔から非常にたくさんの人が作っています。
それが、梅酒です。
果実を焼酎に浸け込んで作るお酒ですので、これぞまさにリキュールです。
昨今はホワイトリカーと呼ばれる、果実を浸け込んでお酒を作るのに適したお酒が売られていますが、これは甲類に分類される焼酎です。
焼酎は醸造、発酵ののち、蒸留という工程を経ますので、糖質がない蒸留酒となります。
リキュールは蒸留酒に果実やハーブを浸け込んで作ったお酒としていて、梅酒の場合は氷砂糖という糖分を加えますので、完璧にリキュールの定義を満たしています。

梅酒の作り方

日本人としては、日本古来のリキュールである梅酒の作り方をマスターしておきたいところです。
青梅、氷砂糖、そしてホワイトリカーを用意し、梅を綺麗に洗い、水に6~8時間漬けてあく抜きをしたのち、ヘタなどを丁寧に取り除きます。
水気をしっかり拭き取ったら、殺菌した瓶に青梅、氷砂糖といった具合に交互に入れていき、最後にホワイトリカーを静かに注ぎ入れたら出来上がりです。
とはいえすぐに飲めるわけではなく、冷暗所に保存して時々は揺すって糖分が均等になるようにします。
2~3か月であっさりした味わいの梅酒として飲めますし、1年置くとコクがでますが、にごりをふせぐために梅は半年経ったら取り出すようにしましょう。

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