お酒の糖質
お酒には糖質を含むものと含まないものがあります。
ほとんどのお酒は醸造され、発酵して出来上がりますが、発酵した段階で瓶詰めされたお酒は糖質を含んでいます。
一方、発酵したのちに蒸留すると糖質は失われます。
糖質が失われる蒸留されるお酒の代表と言えば、焼酎やウイスキーです。
日本酒は発酵を終えた時点で瓶詰めされますので、糖質を含みます。
そのため、糖質制限をしている人にとって日本酒は飲んではいけないお酒になってしまうことから、残念に思う人も多いことでしょう。
どのくらいの糖質があるのか
日本酒には様々な種類があり、種類によって糖質も異なります。
100ミリリットルあたりで換算すると、純米酒なら3.6グラム、純米吟醸なら4.1グラム、本醸造となると4.5グラムと、一般的に日本酒のグレードと呼ばれるタイプが上がるほど、糖質も高くなっていくことがわかります。
糖質制限をしている人でも飲んでいいとされる焼酎は蒸留酒であることから糖質が全くないのに比べると、かなり多くの糖質を含んでいるということがこの数字から実感できます。
糖質制限の人は日本酒を飲めないのか
昨今、様々な品で糖質ゼロを謳った商品が登場してきました。
発泡酒や、新ジャンルと呼ばれるビールテイストのお酒にいち早く糖質オフや糖質ゼロといった商品が登場したのは、それだけ多くの人が飲んでいるお酒だからだといえます。
その流れを受けて、日本酒にも糖質ゼロの商品が出てきました。
糖質を含むものと比べると、どうしても味わいに差が出てきますが、糖質制限を余儀なくされた日本酒党にとっては、とにかく日本酒が飲めるということに重点を置き、飲めることが幸せと考えるのがオススメです。
これまでなら、日本酒を諦めて焼酎にするか、飲み慣れないウイスキーに変えていたところが、味わいに多少違いはあっても日本酒を飲んでいるという満足感はかなり重要だと考えられるからです。
量を少なくするのも一つの手
とはいえ、糖質ゼロの日本酒はやはり物足りないという時はできるだけ糖質の少ない日本酒を選び、量を減らすことで全体の摂取量を減らすのがいいでしょう。
糖質制限といってもまったく摂らないわけではないというのであれば、美味しく飲める日本酒の摂取量を少なくして飲むのが、一番いいのではないでしょうか。