甘いお酒と言えば
甘いお酒と言えばリキュールを思い出す人は多いことでしょう。
リキュールはスピリッツ・蒸溜酒に、砂糖やシロップなどの甘味を加えているので甘いのですが、単に砂糖やシロップを混ぜただけでなく、果実や花、時には薬草まで加えて香味を移し、飲みやすさ、おいしさを追求しています。
日本人なら誰でも知っている代表的なリキュールに梅酒があります。
梅酒は知っていても、梅酒がリキュールだとは知らなかったという人もいるのではないでしょうか。
他にもたくさんのリキュールがあるので種類ごとにご紹介します。
香草・薬草系のリキュール
リキュールは大きく4種類に分けることができます。
まず香草・薬草系のリキュールです。
香草や薬草、スパイスなどを原料としており、独特の香りとスパイシーな味わいが魅力です。
また度数が高いものが多く、代表的なものにアルコール度数70度の「アブサン」や56樹類のハーブを使用した「イエーガーマイスター」「カンパリ」などがあります。
甘い香り豊かな果実系
果実系のリキュールは甘い果実の香りが魅力的で、女性にも人気が高いリキュールです。
洋菓子の材料としてもよく使用されるので普段あまりお酒を飲まない人でも知っていることでしょう。
代表的な果実系のリキュールに、「オレンジ・キュラソー」「クレーム・ド・カシス」などがあります。
香ばしい香りのナッツ系
豆類・果実の種子を原料としているリキュールで、有名なのはコーヒー豆やカカオ豆を使ったものでしょう。
濃厚な香りが特徴で、甘いだけでなく深みやコクがあります。
代表的なナッツ系のリキュールに、「コーヒーリキュール」ココナツを使った「マリブ」などがあります。
その他
その他にもヨーグルトや卵、クリームなどを原料としている「ヨーグリート」「ベイリーズ」などのリキュールもあります。
どれが一番美味しいかは、好みの問題ですが、このような種類ごとに一度飲み比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。
ベースになっている原材料の好みで選んでみても良いでしょう。
リキュールに関する知識をしっかり蓄えることができれば、お店に飲みに行っても注文に悩むことが無くなるでしょうし、お友達に教えてあげればびっくりされるかもしれません。